下見から約3週間後の7/5(木)、いよいよバーゼルへと出発しました。

7/5(木) 移動当日
成田空港の売店で、いくらと明太子、冷凍納豆とうなぎ蒲焼を5パック購入。食材買いだめシリーズもこれにて終了です。

途中乗り換えのフランクフルトでは飛行機がなかなか飛ばず、どうしたんだろうと窓の外を見たところ、業者同士が思いきりののしりあいをしてました。どうも機内食の積み込みでトラブルがあった模様です。

そんな楽しい道中を経て、夕方バーゼル空港に無事到着。


暗雲たれこめる成田空港

結局30分ほど遅延しました


右の出口はスイス、左の出口はフランス。


ここは別名ミュールーズ空港。ミュールーズはフランス、バーゼルはスイスの都市。つまりここはフランスでもありスイスでもあるという、なんともあいまいな場所なのです。出口もフランス側とスイス側にわかれています。

そんな空港内で両替をしたところ、予想外にレートが悪い! レシートをみたら日本円をいったんユーロに替えてからスイスフランにしてました。なるほど両替所はフランスなわけね。大ダメージ・・・。


まあこれもよい勉強と気を取り直し、迎えにきてくれたリロケーションサービスの車に乗って新居へ。

マンションに着き、日も暮れてきたところで食事の準備を開始しました。船便到着までのつなぎとして、会社がレンタル家具一式を手配してくれたので、包丁やまな板など台所用品は一通りそろっています。

さっそく大事に持ってきた海外用炊飯器を出してみると、台所にあるコンセントの差込口にうまく合わない。

ためしに隣の客間でつないでみるとうまくいったので、そこで炊くことにしました。ちょっと違和感はあるが、細かいことは気にしない、気にしない。


 
床でがんばる炊飯器 


記念すべき初ディナー
30分後、ごはんはおいしく炊けたが、用意されていたレンタル食器は当然洋食器のみ。しょうがないので、ごはんはケーキ皿、味噌汁はティーカップに盛り付けました。気にしない、気にしない。

7/6(金) 活動開始

住民登録の待合室。一組ずつ取調室のようなところに呼ばれて係官からあれこれ質問される。後ろめたいこともないのになんだかドキドキ。

翌日はリロケーションサービスの担当者、マーガレットに連れられて、住民登録や銀行口座、電話の開設手続き、携帯やトラム定期券の購入などを一気にすませました。

マーガレットはイギリス人。かなり長いことバーゼルでリロケーションサービスをしているらしく、歴代の日本人駐在員もみなマーガレットにお世話になったとか。ベテランらしく物知りでよく気がつき、お母さんアヒルのように面倒見のよい人です。

銀行口座はマーガレットが薦めてくれたUBSに開設。普通は手続きに数日かかるが、この支店はコネがあるので特別に即日開設してくれるのだとか。この融通のきかなそうなスイスでそんなことがあるなんて意外でしたが、とりあえず日本から持ってきた現金を口座にいれることができ、一安心。しかし直後に、家賃の前払いや敷金などであっという間に大金がとんでいきました。
給料日までまだあと20日・・・。


なんとか無事にバーゼル生活がスタートしました。でもまだまだ前途多難の予感です。
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