2009.3.20 - 22
ツェルマット&ロイカーバード
今年最後のスキーをすべくツェルマット(Zermatt)へ。
ここは山を挟んでイタリアと国境を接しており、スキー場のゲレンデもスイス側とイタリア側にまたがっています。国境があるスキー場、と言うことは頂上に入国審査や税関はあるのか、もしかしてゲレ食もイタリアンなのか、等々前々から疑問に思っていたことを確認すべく選びました。

ただ、思い付いたのが直前だったので、2泊3日の予定が宿が取れず、1泊目のみツェルマットで、2泊目はそこから
50km程離れたロイカーバード(Leukerbad)に宿泊しました。スイスのハイシーズンは実は冬ですので、山方面へ行かれる方は早めの予約をおすすめします。


Täschの公共駐車場は駅に隣接しており、荷物用カートなども整っているので、ツェルマットまで快適に移動できます。


KanderstegGoppensteinをつなぐカートレイン。乗車中の15分程は車から出られません。ずっとトンネルで景色も見えないのでDS・PSP等を忘れずに♪


ツェルマットへはバーゼルから車で3時間半。途中カートレインなどを楽しみながら、Täschという町で駐車します。ツェルマットは環境保全のため、車両乗り入れができないので、ここからは電車でツェルマットへ。

ツェルマットの町では電気自動車が大活躍。タクシー、バス、トラックもすべて電気自動車と徹底しています。

ツェルマット駅前

実にスイスらしい町並み。イタリア語圏かと思ってたら意外とドイツ語圏でした。

電気自動車以外に馬車もOKです。ちなみにこれは超高級ホテルの送迎馬車。


荷物をホテルに預け、早速スキー場へ。準備運動もそこそこに、イタリアンランチを求めてひたすら頂上を目指します。途中リフトやロープウェーの乗り継ぎに迷ったりしたので、1時間以上かかってようやく頂上へ。天気も良く、マッターホルンをはじめとする山々が美しく眺められ、そしてコースは広く人は少ない。ただし、そこはマイナス18度の世界。。。



頂上は4000メートル級なので、他の山々や雲を見下ろす感じに。
ゲレンデマップはこちら。イタリア側へ行くにはInternationalのスキーパスが必要。


奇跡的な快晴でマッターホルンもくっきり


痛かったです。油断してフェイスマスクを忘れていたので、顔が凍傷になるんじゃないかと思うほど痛かったです。涙と鼻水を凍らせながら、ひたすらイタリア側を目指して滑り降り、ようやく1軒のゲレ食イタリアンへ。
扉を開けると、そこにはスキー場とは思えない光景が広がっていました。沢山のイタリア人が楽しそうに食べながら、がっつりワインを飲んでいるんです。ちょっとじゃないです、しっかりボトルです。全員赤ら顔です。

おお、これぞ我々が捜し求めていたダメ人間!(褒め言葉) 
ボンジョルノ〜、ヴァベーネ〜、ヴィーノ、ヴィーノ♪ 

出てくる食事もちゃんとしてます。パスタはスイスの茹で茹でじゃなくて、ちゃんとアルデンテです。食後にエスプレッソ頼むと、なぜかグラッパをサービスされ、酔いを増して店から送り出されます。恐るべし、イタリア。


こちらは2日目に訪れたゲレ食。やはりワインがずらりと並んでいました。お国柄でイタリアサイドはランチタイムが遅め。12時半に行けば空いてます。


1日目のゲレ食。フルサービスのリストランテとセルフサービスのコーナーがありました。

こんな山奥で海の幸スパゲティが食べられるとは!

エスプレッソと共に出されるグラッパ(一日目の店では瓶ごと渡され飲み放題)


知らない犬と。

明るい内にツェルマットを離れ、Vispから途中峠道を通ってロイカーバードへ。ここは山間の温泉町で、大きな日帰り入浴施設が2つあります。こちらBurgerbadはウォータースライダーなどもあり、ファミリー向けという感じ。スイスには珍しい43℃の熱いドーム風呂があり、芯から温まりました。



しっかり食事をするともう2時半。山頂に再び戻り、国境検問所が無いことを確認し、あとはひたすらツェルマットの町を目指して滑り降りて初日は終了。2日目も同様で、午前中の内にイタリア側に渡り、またゲレ食イタリアンを頂いて、撤収。


夕方のせいか結構混んでました

ホテルのウェブサイトより写真を拝借。まさにこんな感じです。スパやサウナも充実している模様。

翌朝は、帰路につく前にひと風呂浴びるべくLindner Alpenthermeへ。こちらはホテル隣接で高級感があり、屋外のお風呂(プール)からの眺めも抜群。ジャグジーが寝湯になっていて、疲れた筋肉をゆっくりほぐすことができました。

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