2008.7.20 | |||||||
何もない週末 | |||||||
アルザスワインのもと |
めずらしく何の予定もない週末。暑くも寒くもなく、晴天でもないけど雨でもない。家にいるのはもったいないし、買い物の用事も特にない。さて何しよう? ふとアルザスの山の上に前から気になってたカフェがあるのを思い出し、行ってみることにしました。街道沿いの小さな村々を抜け、葡萄畑を眺めながら目的地に向かいます。葡萄は今年もいい感じに育ってる模様。美味しくなれよ〜。 目的のカフェにたどりついたものの、思ったより景色はよくなく、たまたま居合わせたフランス人の子どものやかましさにダメージを受け、早々に撤収。このダメージの深さがピンと来ない方は、「だけじゃないテイジン」のカトリーヌちゃんが5人くらい集まってハイテンションでしゃべりまくる図を想像してください。 |
||||||
バーゼルへ戻る途中、ドイツのローラッハ(Lorrach)にあるアルゼンチンステーキの店、El Gauchoへ。ここは最初アルゼンチン人の同僚に連れてきてもらったのですが、肉が柔らかくてとにかく美味い!300gのフィレステーキをペロリと平らげました。 | ドイツ語ですがほとんどそのまま読めます |
付け合わせは別注文。このそっけなさがまたよし。 |
|||||
なんかわからないピンクの花が一面に |
しらない村の教会の噴水で水分補給 |
スタミナをつけたところで、日曜日は近郊の町ラインフェルデン(Rheinfelden)まで18kmのサイクリングにでかけることにしました。よく整備された自転車道が、小さな村や草原、川を抜けながら続いています。 | |||||
馬車に行く手をはばまれたり |
水浴びにぴったりの川をみつけたり |
そこで水分補給する三匹の羊にであったり |
|||||
途中アウグスト(Augst)という村を通りかかったところ、不意に円形劇場が出現しました。Augusta Rauricaというローマ遺跡です。付近には神殿跡やパン窯跡などもあり、博物館が併設されていました。 修復された円形劇場は現在一般市民に開放されている様子で、幼稚園児と思われる子どもたちが演劇を上演しています。芝生から劇場を見下ろすちょうどよいベンチなどもあり、休憩を兼ねてしばしボーっと見学。 ライン河畔で最古かつスイス最大のローマ遺跡だそうですが、そんな貴重そうな場所をこんなふうに普段使いしてしまう感覚に感心してしまいました。8月の週末にはこの場所でローマ・フェスティバルも開かれているそうです。 |
結構な規模 |
||||||
演目は不明 |
彼の出番は一番最後 |
それにしても可愛らしい幼稚園児。嫁は舞台端で出番を待つコックさんに釘付けでした。 すっかり和んだところで劇場の隣にあるカフェで水分を補給し、目的地へ向け出発! |
|||||
数十分後、ラインフェルデンに到着。ここはスイスなのですが、ライン川を挟んだドイツにも同じラインフェルデンという町があります。昔はひとつの町だったのが、ナポレオンが国境を定めた時にふたつに分かれちゃったのだとか。今でもお祭りなんかは合同でやるのだそうです。 旧市街にはにライン川沿いにカフェやレストランが立ち並び、設備の整ったスパもあるなどなかなか興味深い町ですが、とにかく疲れ果てたのでジェラテリアに駆け込み糖分補給。スイスサイズの巨大パフェを多すぎると思わなかったのは今回がはじめてです。 |
ラインフェルデンの街並み 元気だったら帰り道はドイツ側を通って帰ろう!なんて思ってたのですが、すでに太ももとひざがガクガクだったのでおとなしく電車に乗って帰ることにしました。自転車の運賃は大人一人分。なんか割高な気もしましたが、窓口でいわれたまま素直に購入(所要時間17分で一台700円)。ちなみにバーゼルのトラム一年定期(U-Abo)を持ってるので人間の運賃は無料です。 窓の上のラックに前輪をひっかけて縦置きするシステムですが、我が家の折りたたみ自転車は身長が足りず、折りたたんで収納することにしました。もしかして最初からこうすればタダだったんでしょうか。引っ越して丸一年、相変らずわからないことばかりです・・・。 |
||||||
次へ進む | Topへもどる |