2010.7.14 - 15                 
ヴェローナ   
ベニスで下船後、バーゼルに戻る前にヴェローナ(Verona)で1泊しました。目的はオペラ観劇。ヴェローナには古代ローマ時代に建てられた円形劇場、Arena di Veronaがあり、夏の間は毎晩のように野外オペラが開催されています。

この時期にベニスまで行くならヴェローナのオペラを素通りするのはもったいない、とイタリア人の同僚にもすすめられ、ちょっと寄ってみることにした次第です。

 
日替わりで演目が変わるため、劇場の周りには他の演目の舞台が置いてあります。ちなみにベローナの町は、観光名所も随所にあり、ブランドショップも結構充実してたので、昼も結構楽しめる場所でした。



観光客の落書きでいっぱいの入口。ここに名前を書くと恋が成就するという噂があるためらしい。
 
 
観光客で溢れる館前。ジュリエット像は胸を男性観光客に触られ金色に。これも触ると幸せな結婚ができるという噂があるせいらしい。
 
ヴェローナはシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台でもあります。到着してから観劇まで時間があったので、ジュリエットのモデルとなった女性の館へ。

さぞかしロマンチックで綺麗な所だろうと訪れると、そこは世界各国から来た沢山の観光客で溢れ、汚く騒がしいだけの場所でした・・・。
オペラは、夜21時過ぎに開演で、終了は24時過ぎ!日が暮れるころに始まるのですが、それでもまだまだ暑いです。今回座席は、滅多に観ることもないだろうということで、アリーナ中央前方にしました。お陰で、声もよく聞こえ、表情も見えるほどでしたが、円形劇場独特の雰囲気を味わうなら、階段席の方が全体を見渡せてよいかも知れません。




劇場内の通路。こんな遺跡の中にちゃんとトイレもあります。



観客の服装もマチマチで、暑いにも関わらずタキシードやジャケットをちゃんと着ている人もいれば、階段席あたりでは短パン姿の人も居ます。また、観劇中は禁止されているフラッシュ撮影が止まず、携帯の着信音を止めていない人もチラホラ。全体的に少々マナーが悪いので、余計値段が安めの階段席の方が良いかと思います。

今回の演目は、マダムバタフライでした。衣装や時代考証など興味深かったですが、一方で全員で歌うようなシーンが少ないので、野外劇場のスケール感を味わうには少々不向きかもしれません。
 
 
劇場入り口


ちなみにチケットはネットでチケットオフィスから購入し、郵送されてきました。失礼ながら、意外にもイタリアから購入後3日(!)でスイスに届きました。

 
開演直前。オーケストラも結構大規模です。

 
 

階段席側面は、階段席中央より舞台に近い分、声が聞こえやすいとか。
 
  これにて2週間に及ぶ今年の夏休みは終了、スイスの涼しさが恋しくなって来ました。
(その頃バーゼルも連日30度超えで「暑いのにクーラーがない地獄」と化していたとは夢にも思わず)
                 
             
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