2010.7.4 - 7 | ||||||||
ベニス | ||||||||
インスブルックからベニスまでは約4時間。国境のブレンナー峠を越えていきます。バカンスシーズンは混雑するルートだそうですが、この日は日曜だったお陰か渋滞することなく予定通り到着。 3泊の内の初日は、移動日かつ日曜でお店も開いていないので、ベニス近くの本土側にあるオーベルジュに宿泊し、残り2泊はベニス本島内に滞在しました。 何もない田舎村(Scorze)にあるオーベルジュに到着すると、衝撃のレストラン休業! レストランが休みのオーベルジュ・・・。まったくこの宿を選んだ意味がありません。しかしここはイタリア、嘆いても仕方ないし、お宿代も格安の39ユーロと文句の言いようもない。代わりに近隣のお勧めレストラン San Martinoを手配してもらいました。 |
Hotel Antico Mulino (このあと集中豪雨と落雷でケニア以来の停電に) |
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リストランテ内部 |
紹介されたリストランテは、とても田舎村にあるとは思えないエレガントな佇まい。心温まるサービスで(イタリア語のメニューに四苦八苦しているとシェフがキッチンから出てきて「ドイツ語」で説明してくれます)、お味も良く、しかもお値段も「スイスと比較すると」信じられない安さでした。 |
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つき出しでございます オマールえびでございます |
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翌日はいよいよベニスへ。島への連絡橋を渡り、メインの島の手前にあるトロンケット島のパーキングへ。空港にあるような大規模な駐車場で、スペースは十分。表示も分かりやすく、車上荒らしが心配な人のために荷物預かり所も一応ありました(どの程度安全かは不明)。 いつも混雑しているローマ広場のヴァポレット乗り場 |
駐車場出口から徒歩3分のヴァポレット(水上バス)乗り場 駐車場から街へのアクセスも良く、リアルト橋やサンマルコ広場行きの水上バス(2番)が出ています。中心部から離れている分、水上バス乗り場も空いていて大きな荷物を持って乗り降りするには快適でよかったです。バスターミナルや鉄道駅付近の乗り場は大混雑で、来た水上バスに乗り切れず次の便まで待たされている人も大勢いました。 |
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ベニスは到着2日前から夏のセールと聞いており、ホテルにチェックイン後、期待して街へ出たのですが、お高級な店は軒並み通常営業。ミラノあたりだと、表には出ていなくても店内にセール品があったりしますが、それもなし。ということで、町へ出て30分で希望は失望に変わり、30度を超える炎天下と久しぶりの人混みが、スイス慣れした体に追い討ちをかけます。でも、料理はやっぱり美味しいし、水の都の景色に気分も盛り上がります。 その後、三十年前にゴンドラに乗れなかったことを悔やんでいた母をゴンドラセレナーデに送り出し、私たちは近くのチケッテリア(要は立ち飲み屋)で一杯やりながら夏のイタリアを満喫。 その頃、母は他の予約者がドタキャンしてしまったとかで、なんと一人で、アコーデオン奏者、歌い手、漕ぎ手に囲まれて大いに楽しんだようで、特に「ブルーライト横浜」が良かったとのこと。恐るべし、ベニスのゴンドリエーレ。 |
サンマルコ広場 |
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カナル・グランデ(大運河) |
リアルト橋 人多すぎ |
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マフィアにしか見えない歌い手&ちょっと歯が少ないアコーディオン奏者 |
チケッテリア(座るか立ち飲みかで値段が変わります) |
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ベニス2日目は、ムラーノ島に在るガラス工房とショップを見学に出かけました。通常水上バスだと何だかんだでホテルから30分位かかってしまうのですが、宿泊したホテルから無料のムラーノ島行きのボートがあるとのことなので、これを利用することに。 憧れの水上タクシー(通常は値段交渉が必要で、決して安いものではないとか)が用意されていて、あっと言う間に到着。上陸したのは、とあるガラス工房の敷地。導かれるままにガラス作り見学、そしてそのままショップへ・・・。はい、そうです、タダということは何かある訳で、お約束のパターンに不覚にも嵌ってしまい、結局上陸からお店を出るまで、何だかんだで30分ほどかかることに。 |
水上タクシーで出発 |
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ガラス工房(何故かGRAZIEと書かれたお布施置き場もあります) |
ショップでセールストークを拝聴 |
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ムラーノ島からベネチア本島へ |
島自体は、似たようなガラスショップが繰り返し登場する感じで、特に印象もないまま水上バスで戻ってきて、ベニス本島でランチをしてホテルに戻ってきました。 ちなみに、ランチをしたAntiche Carampaneというトラットリアは、ちょっと外れにありますが、地元・観光客双方で混み合ってるだけあって、とても美味しかったです。 ホテルに戻って休んだ後は、再び買い物に出かけ、何故かオーストリア人の店員とドイツ語で値段交渉したりしながら、2日目は終了です。 |
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