2008.4.27 - 5.3
南イタリア 〜トスカーナ編〜
海(の幸)を満喫したあとは、美しい田園風景と美味しいワインを求めてトスカーナへ。ナポリ、ローマを越えて約400km北上し、レストランが3軒しかない小さな村ピアッツァ(Piazza)に到着しました。宿泊したのはLocanda Toscanini。経営者はローマに拠点を置く建築家だそうです。夫人はアメリカ人の元ジャーナリスト。FOXの記者だったというわりに民主党支持者で、宿泊客には熱心なオバマ・ファンも。こんなイタリアの田舎で米大統領選の話を聞かされるとは思いませんでした。
見事なまでの田舎町

これぞトスカーナ


さて、トスカーナといえば私たちが10年前に結婚式を挙げた場所。結婚式の後、参加した親族やごく親しい人たちと一緒にトスカーナの小さな村を見て回った記憶はあるのですが、当時は結婚式準備から移動手段、宿、レストランにいたるまですべて旅行社で手配してもらったので、細かい場所などは覚えていません。(ビッグツアーさん、その節は大変お世話になりました)

当時ランチを食べたお店を探してみることにしました。店名はバッカス(お酒の神様なので信者である嫁が覚えていました)。この名前とわずかな記憶をたよりに、トスカーナの村めぐりに出発。神様、我らにお導きを!

最初のそれらしき村、モンテプルチアーノ。

うーん、坂道の感じは似てる気もするけど・・・

違うみたいですにゃ〜


ちょうどシーズンをむかえていた菜の花が、カーペットのように草原を彩っていました。美しい景色にはことかかないヨーロッパ人たちが「トスカーナは素晴らしい」とこぞって褒め称えるのも納得。
村から村へと移動する間は、どこまでも広がる田園風景を楽しみながらのドライブとなりました。なだらかな丘と、糸杉のアクセント、そして独特の色彩をもつ石造りの家々が作り出す風景はまさに完璧。



次に訪れた村は、モンタルチーノ。丘の下に駐車場がある感じ、確かに来た覚えがあります。彷徨うこと30分あまり、町並みはすごくそれっぽいのに目指す店はみつかりません。10年も経ってるし、もうつぶれちゃったかもな〜とあきらめかけたころにレストランが連なる一角が!おーすごくこんな感じの道・・・とたどっていき、ついに「バッカス」を発見しました。店の中も記憶と同じ、まったく変わっていません。

どちらかといえば変わったのは自分たちのほう。まさかあの頃は、10年後に自分たちがスイスに住んでいようとは夢にも思いませんでした。人生って面白いもんですね。


フジの花もきれいでした


モンタルチーノ


バッカス店内

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