以心伝心 |
2009.6.11 | |||||||||||||||||||||||
今日はパンを買いにフランスへ、明日はビールを買いにドイツへと どこでもドアみたいな暮らしができるのがバーゼルのよいところ。 フランスもドイツも車で10〜15分の距離なので、夕食の材料を買いに 3ヶ国のスーパーをはしご、なんてこともよくあります。 → おすすめスーパー情報はこちら そんなご近所でも、国が違えばきっぱり違うのが言葉。 フランスはもちろんのこと、スイスとドイツでも使う言葉が結構違います。 一覧表にしてみるとこんな感じ。 |
フランスのパン売り場 |
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ドイツのビール売り場 |
バーゼルで使用率ほぼ100%の「アデュー」はもともとフランス語ですが、 フランスでは使いません。また、バーゼルはドイツ語圏なのに、 標準ドイツ語の「グーテンターク」や「チュース」を聞くことは稀です。 まあ挨拶ぐらいは何語で言っても気持ちは通じるのでよいのですが、 困るのが何か聞かれたとき。最初の頃はいちいち立ち往生してましたが、 何度か繰り返すうちにパターンがわかってきました。 バリエーションはそう多くないので、以下を抑えておけばまず大丈夫。 |
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お肉(魚、チーズなど)をカウンターで注文した時 ・お肉を量りに載せた状態(またはチーズに刃をあてた状態)で 「これくらいの量でいいですか?」 ・量り終ったものを包みながら 「他に何か欲しいものはありますか?」 ドイツ語で「ノホ」「ダツー」「ヴンシュ」「アレス」とか聞こえたら間違いなくこれです。 マーケットで野菜を買った時 ・商品を半分差し出しながら 「袋は要りますか?」 ドイツ語で「テューテ」とか「タッシェ」とか聞こえたら間違いなくこれです。 相手はほぼ間違いなく「いいえ」という返事を期待しています。 |
マーケットの八百屋さん。 「これ、1つ下さい」と言いながら数量を手で示すときは、人差し指ではなく親指を立てます。2つの時は親指と人差し指。「4つ下さい」がどうしてもできません。 |
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花屋さんの看板犬。売り物ではありません。 |
お会計の時 ・ビールなどをレジに打ち込みながら 「一本だけですか?」 同じ商品をたくさん買うときは1本だけレジに乗せて、あとはカゴに入れたまま 口頭で「6本買います」など自己申告します。 ・金額をすべて打ち込んだ後に 「ポイントカードはありますか?」 「スーパーカード」「コムロス?」「フィデリテ?」とか聞こえたら間違いなくこれです。 ・お金を渡したらレジの人が眉根を寄せて 「小銭はありませんか?」 「もっと細かいのはありませんか?」 フランスでは100ユーロ札はもちろん、50ユーロ札でも拒否されることがあります。 ドイツではきちんと偽札チェックの機械にかけてから受け取ります。 スイスでは小額の買い物に200フラン札を出してもいつも笑顔で受け取ってもらえます。 ・お釣りをもらった後に 「レシートは要りますか?」 ドイツ語で「クヴィットゥン」「レヒヌン」「ボン」とか聞こえたら間違いなくこれです。 |
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レジに並ぼうとした時 ・レジの人が険しい顔をしながら 「このレジは休止中ですよ」 レジに人がいるのに、閉まってることがよくあります。 よく見るとgeschlossenとかferméeとか書いた棒が置いてあります。 レジに並んでいる時 ・レジの人が大きめの仕切り棒を差し出して 「この『休止中』の表示をあなたの後に置いてください」 もうすぐ仕事が終わりなので、相手はたいてい嬉しそうな顔をしています。 ・前のお客が突然振り向いて近くの何かを指差しながら 「そこにかかっているレジ袋を取ってください」 過去2年間で3回遭遇しました。 最初に夫が一発で理解したときは「エスパーか!」と思いましたが、どうやら会社で 英語がよく聞き取れなくても状況を理解するという能力が磨かれたようです。 ちなみに、どの国でもスーパーのレジ袋は有料です。 お買い物の際はマイバッグをお忘れなく。 |
フランスのスーパーのレジ。 ここは休止中(Fermee)なので並べません。 そもそもセルフレジかなんかの専用っぽい。 とにかくこういういろいろ書いてあるところには 近づかないのが無難。 |
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