語学学校 vol.1

2009.7.11
住民の30%が外国人で、スイスの中では国際的な町と言われるバーゼル。
観光地でもない割には、お店でもレストランでもよく英語が通じるし、
国際企業・機関など、職場の公用語が英語というところも結構あるので、
ドイツ語がまったくできなくても割と不自由なく暮らしていくことは可能です。
(例:ドイツ語アレルギーのうちの夫)

私も引越してからしばらくはサバイバル英会話
(流暢ではないが生きてはいける)
なんとか生活していましたが、ドイツ語の貼紙が読めずに釣銭の無い自販機
にお札をいれてしまった、割引券らしきものをもらったが券面の説明が読めない、
街やスーパーで知らないスイス人に笑顔全開で話しかけられる
(←頻発)、など
微妙に困るシチュエーションがちょいちょいでてきたので、引越から半年後の
2008年1月にドイツ語を習い始めました。

バーゼルでメジャーな語学学校は、AcademiaInlinguaBerlitzBenedict
(旧SKK)あたり。値段はどこも同じくらいです。近所の知り合いから「SKKいいよー」と聞いたので、SKKのグループコース(90分×週5日×3ヶ月)に通うことにしました。
見学申し込みから入学手続きまですべて英語だったので、最初のうちは英語で
教えてくれるんだろうなと思っていたのですが、授業は初日からドイツ語オンリー。
なぜなら、生徒の共通言語が英語ではないから。

  クラスメートの出身国     話せる言葉
 

  アメリカ
(Uちゃん)    英語、フランス語
  メキシコ
(Mちゃん)   スペイン語、英語
  ブラジル
(Bちゃん)   ポルトガル語、スペイン語
  トルコ
(Tちゃん)     トルコ語、クルド語
  アルバニア
(Aちゃん)  アルバニア語、マケドニア語
  カメルーン
(Cちゃん)  フランス語、部族語
  日本人
(私)       日本語、英語


牛皮学生カバン
語学学校の話は本文に関係ある写真がないので、代わりに「牛シリーズ」をお届けします。


スイス人の先生は英語とフランス語も話せるのですが、授業中はドイツ語しか話さない方針らしく(じゃないと英語やフランス語を話さない生徒からクレームが出るらしい)、先生が何を言いたいのか理解するには相当の勘が必要。当然、生徒同士のコミュニケーションもなかなか成立せず、すごく手探りな感じで授業が始まりました。次回はそんなクラスで起きた数々の事件を綴ってみたいと思います。


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