クラスメートは全員20~30代の女性。最初は皆ニコニコして感じよかったのですが、
事件は2週目あたりから起こりはじめました。
教科書はどこ?
ある日Tちゃんが、隣の席のCちゃんの教科書を間違えて持って帰ってしまいました。
翌朝CちゃんがTちゃんに聞くと「うん、家にあるから明日持って来るね」との返事。
しかし翌日もTちゃんは教科書を持って来ませんでした。その理由はずばり、
「やっぱり無かったから。」 いやいや、昨日あるって言ってたよ。
「よく見たら教科書じゃなくて問題集だった。」 いや、そんなわけないから。
「教科書は1冊しかない。問題集は2冊あるけど。」 逆にその問題集はどこから?
「とにかく私はCちゃんの教科書は持ってない。」
・・・結局Cちゃんは教科書を買いなおし、以降二人は目もあわせない仲に。
言葉がろくに通じなくても喧嘩ってできるもんですね。
ドイツ語嫌い
メキシコから引っ越してきたばかりのMちゃんは、ホームシック真っ盛り。
そんな精神状態もあってか、納得いかないことがあるとすぐにブチきれてしまいます。
例えば先生が女性名詞の例を挙げようと「eine Milch」と言えば、「牛乳は液体で、
液体は数えられないからeine(1つの)をつけるのはおかしい、スペイン語ではそんな
言い方はしない」と猛抗議。しかも言いたいことがうまく言えないもどかしさでイライラ
がつのるらしく、抗議しながらテンションは上がる一方。先生の説明にも耳を貸さず
ひとしきりキレたあと、最後には「ドイツ語はおかしい、もうどうでもいい・・・」
と悲しくつぶやいて終了。その後は自分が答える順番が来ても「知らない」
「わからない」「答えたくない」と言い続け、毎回クラスの空気を凍らせてくれました。
|
|
肉屋さんのディスプレイ
このオブジェ、スイスではかなりポピュラーで、
いろんなデザインの牛がいろんなところに
置かれています。
|