2011.4.10                 
リギ山
天気の良い日曜日、日帰りでルツェルン近郊のリギ山(Rigi)に行ってきました。

バーゼルからルツェルンまでは車で約一時間。駅地下の駐車場に車をとめ地上に出ると目の前が桟橋で、そこに停まってる船に乗りフィッツナウ(Vitznau)で船を降りると目の前が鉄道駅で、そこに停まってる登山電車に乗るとリギの山頂に到着。という、いろいろ乗り継いでいくわりにはとてもアクセスの良い観光スポットです。

今回は楓をベビーカーに乗せて行ってみました。登山電車は乗車口がかなり高いのでベビーカーをひっぱりあげるのがちょっと大変でしたが、係員の手助けなどもありなんとかなりました。


Staffel駅近くからの景色。絶景です。


 
ベビーカーの他、犬や自転車など何でも乗れちゃう登山電車


山頂のひとつ手前、Staffel駅で下車。ちょうどお昼になったので、駅併設のカフェへ。日当たりのよいテラスに座り、遠くアルプスの雪景色を眺めながら飲むビールは最高でした。

あたりにはハイキングコースがいくつかあるのですが、地図を見るとStaffel駅から中腹のKaltbad駅までの30分ほどのコースにベビーカーマークがついています。ということは、ベビーカーでも歩きやすいルート?ということで、腹ごなしを兼ねてちょっと歩いてみることにしました。
Staffelを出てしばらくは登山鉄道の線路沿いを歩きます。見晴らしも良く、なだらかに下る道は路面も固く平坦で、確かにベビーカーフレンドリー。と思ったら、だんだん傾斜がきつくなり、後半はベビーカーが加速しないようずーっと手前にひっぱりながら坂を下る羽目になりました。すごくきつかったけど、階段とか岩だらけの道とかは無かったので、あのマークは「ベビーカー向き」ではなく「頑張ればベビーカーでも行けるよ」だと思われます。



出発前の空いてる車内

 
 
そんな親の苦労は知る由もなく、人生初の山歩きを楽しむ楓


Kaltbadから麓のVitsnauまでは電車で移動。臨時増発便で最初ガラガラだったので、6人掛けの座席に2人+楓でゆったりと座っていたのですが、どんどん混んできて出発時には満席に。しかも後から乗ってきた足の不自由なおばあさん2人が通路側に座ったため、通路への脱出ルートが塞がれてしまいました。これはピンチ!
と思っていたら案の定、電車が出発してしばらくすると楓がむずかり始めました。なだめるには、授乳するか抱っこして歩き回るのが一番なのですが、この状況ではどちらも無理。こんな時、他にうるさい子ども連れや陽気な若者グループなんかがいれば助かるのですが、残念ながら車内はしーんと静まり返り、楓の泣き声だけが「びぇ〜!」と響きわたる最悪の状況です。

近くのおじいさんから「鼻をつまめ」とかわけのわからないアドバイスを受けたりしつつ(一応やってみるも勿論効果なし)、心を無にして楓を揺すり続けること約10分・・・ようやく寝てくれましたが、いやー厳しい修行でした。

 
 
帰りの遊覧船は屋外の席で。泣いてもいい状況の時は爆睡してたりする。 
                 
             
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