2011.4.15 - 17                 
フィレンツェ
2泊3日でフィレンツェに行ってきました。生後4か月の楓にとって、初旅行です。

旅の目的は、十数年前にフィレンツェで買ったジノリの食器を買い足すこと。あちこちの店で探したのですが、欲しいシリーズがどこにも置いて無く、本店もアウトレットもあるフィレンツェに行けば見つかるのでは、と思った次第です。

朝4時起きでバーゼルを出発。楓は熟睡中だったので、パジャマのまま車のベビーシートへ。途中、授乳やおむつ替えなど何度か休憩をはさみつつ、昼前にはフィレンツェ郊外にあるジノリのアウトレットに到着しました。



ショップの入口も地味


さっそく欲しいシリーズの在庫があるか聞いてみると、「すごく古いシリーズでとっくに製造中止なので、もうどこのアウトレットにも本店にも在庫は無いし、注文もできません」との返事。ガーン。この時点でフィレンツェに来た意味がなくなる。

でもまあちょっとそんな予感もしてたので気を取り直してフィレンツェ市内を散策。前回訪れたのは十数年前ですが、ほとんど変わってないような印象を受けました。
 
ジノリのアウトレット Botteguccia Richard Ginori (住所:viale Giulio Cesare 19, Sesto Fiorentino)。超地味でわかりづらい駐車場入口。


無地のお皿が超安値で売ってました


お約束でポンテベッキオ


ジェラート屋では、 睨みながら仁王立ちになっている店員さんに
負けないで注文できる勇気が必要



 
花のドゥオーモはやっぱり綺麗


初めてのバール


新しい発見は、ドゥオーモから徒歩5分ほどにあるGelateria Carabeというジェラート屋(住所:Via Ricasoli 60r - 50122 Firenze)。事前にネットで「美味しい本物のイタリアンジェラートを食べられる店」という情報を得て行ってみたのですが、頼んだヨーグルト味のジェラートがびっくりするほど美味しかったです。そして店員の態度はびっくりするほど悪かったです。
この日の宿は、フィレンツェ郊外のI Parigi Corbinelliというホテル。イタリア人の同僚が薦めてくれただけあって、場所も雰囲気も値段も文句なしでした。



部屋は広く、シンプルだけど落ち着いたインテリア。朝食付き85ユーロ也
 

夕食は宿で教えてもらったRistorante Giogoli Rossiという店へ。赤ちゃん連れでもOKな店を、と教えてもらった割にはエレガントな店で一瞬不安になりましたが、ベビーチェアなどとても親切に対応してくれ、トスカーナ名物の美味しいTボーンステーキを堪能しました。店のオーナーも先日子どもが生まれたばかりだそうで、うれしそうに生後3日目の写メを見せてくれました。


迫力のTボーンステーキ

 
昔から続く農家を改装した宿。でもアグリツーリズモではなくB&Bだそうです。


トスカーナらしい景色を見渡せる広い庭。プールもあります。



翌日は、宿の周りをのんびりと散歩したり、近くのアウトレットモールに出かけたりして過ごしました。フィレンツェ近郊には、大きなアウトレットモールやブランド直営のアウトレットショップがたくさんあります。ジノリを買えなかった反動もあり、ついつい2か所もハシゴしてしまいました。



 
 

宿の周りはオリーブ畑

 
前向き抱っこで散歩

敷地内に川が流れるBarberino Disigner Outlet。店舗数が多く、賑わっていました。もうひとつ行ったThe Mallは店舗数少なめだけど各店の品ぞろえは充実。

 
ちなみに翌日はジェノバ近郊のSerravalle Designer Outletに寄って帰りました。

 
この日の夕食は、宿から車で15分ほどのTrattoria di sor Paoloという店へ。こちらはカジュアルな雰囲気で子連れにはぴったり。しかし前菜の途中から楓がぐずり出したので、夫婦交代で席を立ち楓をあやしていると、茹であがったパスタがやってきました。せっかくのアルデンテがのびてしまう〜とあせっていたら、隣のテーブルのお客さんがおもむろに立ち上がり、「抱っこしててあげるから食べなさい」としばらく楓の面倒をみてくれました。



見知らぬ人に抱っこされ固まる楓
 
居心地の良い店内。テラス席もあり。

そのお客さん、楓を抱っこしたまま他のテーブル(もちろん他人)のところへ行き、楓を囲んでなにやら盛り上がってました。「クワトロ!」とか声が聞こえたので、月齢当てクイズをしていたものと思われます。イタリア人の子ども好きはかなりのもので、レストランでも買い物でも、楓はチャオチャオ、ピッコラ、アモーレ、ベッラベッラと話しかけられまくり、可愛がられまくりでした。新米両親にとって、初旅行先としては正解だったかも。
                 
             
      次へ進む   Topへもどる