2007.10.29〜11.1
プラハ

デュッセルからはルフトハンザでプラハへ。天気が悪いのでちゃんと飛ぶかなと心配していたのですが、搭乗時間5分前にフライト遅延のアナウンスが。「エンジンに鳥が入りました。整備のため少々お待ちくださいビッテ」。そう来たか〜。。。待つこと1時間、無事飛行機は飛び立ちました。

プラハに行くのは3人ともはじめて。様子がよくわからなかったのでとりあえずホテルの送迎を頼んでおいたのですが、予想外にビシッとスーツを着込んだ運転手が、遅延にもいやな顔一つすることなく、立派な車で迎えにきてました。
ホテルは旧市街広場のすぐ近く。チェックイン後、街へ出てみました。

広場を囲む建物はどれもきれいにライトアップされているのですが、中でもひときわ目立っていたのがティーン教会。2本の鋭い尖塔が夜空を突き刺すその姿は教会というより絵本に出てくる魔法のお城のよう。

広場は、ガイドさんの説明を聞く団体や、カフェで広場の雰囲気を楽しむ家族連れなど、大勢の観光客であふれかえっていました。英語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語など世界中の言葉が飛び交っています。いいぞ、世界平和♪

旧市街広場からみたティーン教会。魔女とか飛んできそう。

聖ミクラーシュ教会


最もメジャーな銘柄、ピルスナー・ウルクェル

中心部を一回りした後、雰囲気のよさそうなレストランへ入ってチェコビールを飲みました。チェコにはピルスナービール発祥の地ピルゼンや、バドワイザーの名前のもとになったブドヴァイスという町があり、国民ひとりあたりのビール消費量は世界一。けっこうイケますよ!!
翌日は早起きしてヴルタヴァ(モルダウ)川にかかるカレル橋をわたり、プラハ城へ行きました。カレル橋は全長520mの長い橋ですが、河岸の風景や遠くに見えるプラハ城が美しく、欄干には30体の聖人像もある上、土産物の露店や似顔絵描き、音楽隊などが出てとても賑やか。キョロキョロしているうちにあっという間に渡り終わってしまいます。

土産屋と言えば、チェコの通貨はコルナ。お店などではユーロで支払うこともできるようですが、基本的にはまだ通貨統合されていません。しかし物価はすでに統合されてしまったようで、マックのハンバーガーが800円ほどとスイス並みの高さでした。そのせいか、立ち食いのスタンドがあちこちにあり、300円ほどでバーガーを売ってました。それでも高いぞ。


はい、タケコプター!


カレル橋とプラハ城


聖ヤン・ネポムツキー像。触ると幸せになるとか。

プラハ城は町全体を見下ろす高台の上にあります。中には旧王宮の他、教会や美術館などがあり、どれを見学するかによって入場料が変わります。よくわからないので高いほうから2番目のチケットを買って、中へ。

一番の見所は、聖ヴィート大聖堂。とにかく大きな教会で威圧感たっぷり、中のステンドグラスも圧巻でした。逆に旧王宮のほうは、派手な装飾などは一切なく、大きなホールや礼拝堂があるぐらいでちょっと意外でした。


城から見下ろしたプラハの町。赤い屋根が印象的。

衛兵交代式を見ることができました。

左から、聖ヴィート大聖堂の内部、ステンドグラス、外観。一番右は旧王宮にあったダッチストーブ。現役で使われており部屋の中はポカポカでした。

カレル橋を眺められる抜群のロケーション

グリューワイン。お砂糖はお好みで。
昼食は、川のほとりにあるお洒落なレストランで。グリューワインという赤ワインをあたためて香辛料をいれたものを頼んでみました。最初は初めて嗅ぐ温められたワイン臭にとまどいましたが、砂糖を何杯か入れると、まあまあのお味に。家庭でやるほどではないかな。

むむっ

あやしいにおい

とりあえず

のんでみるか。

おお〜、これは・・・

微妙だ。

名物ぜんぶ食べちゃうぞシリーズのチェコ編は、グラーシュ。ハンガリー料理と思ってましたが、ここチェコでも有名みたいです。ローストポークにクリームソースをかけたものもチェコの郷土料理。サワークリームにベリー系のアクセントが美味でした。添え物のクネドリーキは小麦粉を練ったようなもので、パンベースとポテトベースがあるようでした。お味は・・・ふつうのパンのほうが私は好きです。

グラーシュ

ローストポーク

個室をとったのですが、同室した人に問題が。。。
プラハに来たからにはやはり豪華な劇場にいってみたい!ということで、エステート劇場というところにオペラを見に行ってみました。当日の朝、ホテルのフロントでチケットを手配してもらったのですが、ホテルへデリバリーしてもらうのに20%もの手数料がかかるとのこと。えー高いな〜と困っていると、「Is it problem?」と聞かれたので「Yeeees, big problem!」と言うと、「じゃあポーターに取りに行かせるわ」とあっさり。最初からそうしてくれよ、と思うのは私だけでしょうか。

演目はモーツァルトの魔笛。その手の教養がまるでない私たちですが、直前にネットであらすじを読み、なんとか楽しむことができました。隣の席の陽気なイギリス人夫婦がワッキーで最初気絶しそうになりましたが、こちらも感激して泣くかもと思って持ち込んだハンカチを鼻にあてることでクリアー。
翌日は世界遺産の町、チェスキー・クルムロフへ日帰りバスツアーにでかけました。20人ぐらいのグループで、アジア人は私たちだけ。まあ、プラハからバスで2時間半の田舎にいく日本人はあんまりいないか、と思っていたところ、チェスキー・クルムノフ城に着いたとたん、JTBのご一行様が。「はい、1号車の方こちらへどうぞ〜」ってことは2号車もいるわけで、あんなにたくさんの日本人を一度に見たのは引っ越して以来はじめてです。なんでも観光客の1/3がアジアからなのだとか。すごいぞアジア。

町自体は中世の街並みが残ったきれいなところでした。が、プラハの迫力ある街並みを見た後では正直それほどの感動はありませんでした。

お城から眺めたチェスキークルムロフの町並み

お城の塔

町の広場

家の壁にいろいろ描いてあるのが特徴みたいです

ホテルのロビー

写ってないけどシャンデリアつき

今回プラハで宿泊したホテルは、Ventana Hotel。ロケーションがよく、スタッフは親切で、部屋もセンスよく清潔、ネット無料接続と言うことなし。おすすめです。朝食のビュッフェが充実しており、シャンパンとかもおいてありました。さすがに飲まなかったですが・・・。
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