さて最近は週末ドライブに行く余裕なども出てきましたが、引越当初は生きていくのでせいいっぱい。最初の試練は電話・ネットの接続でした。今回はヨメのレポートでどうぞ。

7月6日(金)
到着翌日にSwisscomへ固定電話とプロバイダの申込をしました。マーガレットによれば、電話は2〜3日、ネット(ADSL)は1週間程度で使えるようになるとのこと。ちょっと不便だけど我慢我慢。

7月9日(月) 
最後にメールチェックしてから丸4日、禁断症状が出てきたので街でネットカフェを探すことに。観光案内所で聞いてみると、近くの大型書店を教えてくれました。書店でインターネットコーナーをみつけ、持参したノートPCを店員さんに見せると「うちじゃあつなげないわ」とつれない返事。たしかにディスプレイとキーボードがでんっと設置され、自分のノートをつなげる雰囲気ではありません。

その後「インターネットカフェ」の看板を探して街をさまようもどこにも見当たらず、足も棒になったところでふと思いつき駅前のヒルトンへ。レセプションに泣きつくと、「うちのビジネスセンターがお役にたてますよ。」 料金は30分1,000円でちょっとお高いけど背に腹は変えられません。個室ブースで、印刷もしたい放題♪ 地味なビジネスセンターが天国に思えました。


書店のインターネットコーナー


パンフもドイツ語
帰宅するとSwisscomから郵便が届いていました。全力でドイツ語です(涙)。電子辞書片手に解読してみると、「申し込みありがとう、あなたの電話は7月9日から使えます、この書類にサインして送り返してね」と書いてある模様。確認もかねてマーガレットに電話すると、「ごめんごめん、言えば英語で送ってくれるんだけどSwisscomに伝え忘れてたわ」。・・・とりあえず内容はあってるみたいなのでサインして返送。

7月10日(火)
昨日から電話が開通しているはずなので、PCからダイヤルアップ接続を試みるもなぜか回線につながりません。日本から航空便で送った電話機はまだ到着していないため、つないで回線をチェックすることもできず、ここで挫折。

次に、オットが前日会社で検索し見つけたネットカフェ数軒を訪ねてみることにしました。が、いずれも該当の住所にあったのは全然違う店。2004年とかの情報だったのでいやな予感がしていたのですが。。。相次ぐ挫折に打ちひしがれて家に戻ると、郵便局からの不在通知が入っていました。なにか荷物がSwisscomから届いた模様。これはもしかして♪

7月11日(水)
届いたのはADSLのスターターキットでした。さっそく箱を開けるとCDとモデム、そして出た!ドイツ語の取説。

めげずに電子辞書を片手に接続を開始しました。CDを入れてあれこれ設定、そしていよいよモデムを電話線につなぎ「接続」を押すと・・・ダメです。エラーメッセージが表示されます。どうやら意味は「電話回線がみつかりません」の模様。違うケーブルで試したりもしましたが、なんどやっても結果は同じ。

もしかして回線がきていないのでは?との疑念がよぎる。

ワイヤレスのモデム24,800円。高い!


カプチーノのトールがたしか650円。高い!
ショートというサイズは存在しません。

スタバにSwisscomのホットスポットがあるとの新情報がもたらされたので出かけてみると、30分500円で接続できました。ヒルトンの半額です。が、飲み物を頼まなければならないので結局1,000円以上の出費です。あとでわかったのですが、ホットスポットはスタバのほか、マクドナルドや公衆電話ボックスなど街のあちこちにあるのだとか。おとといの苦労はなんだったんでしょう。

7月12日(木)
ドイツ語堪能なマーガレットが家に来てくれ、一緒に再度接続を試みるもやっぱりダメ。その場でSwisscomに電話してくれましたが、マーガレットがPCに弱い上、OSが日本語なのでラチがあきません。そこでまず回線がきてるかどうかを確かめるため、後日電話を用意して自力でテストしようということに。でもこのために電話買うのもったいないなあ・・・。
7月13日(金)
航空便で送った荷物が届く。喜び勇んで電話機を接続。「カイセンチェックチュウ」どきどきしながら見守っていると・・・「デンワキコードヲセツゾクシテクダサイ」。やっぱり回線つながってないじゃん。

日本の家電って親切ですね。

マーガレットに連絡すると「日本の電話だからよ(断言)。」 そうなの?ケニアでは普通に使えてたけど。「アメリカのがダメだったから日本のもダメだと思うわ。」 それが根拠か〜。「じゃあSwisscomに電話してみたら?英語通じるわよ。」 えっ、英語通じるの?早く言ってよ。

夕方、クレーマーであるオットの帰宅を待ってSwisscomに電話してもらうが、やはり回線はちゃんとactivateされているとのこと。金曜日でもうエンジニアが帰ってしまい、原因の特定ができないから、月曜日の午前中にこちらから電話しますね。と言われてこの日も終了。


7月16日(月)
午前中いっぱい電話を待つが音沙汰無し。12時ぴったりにコールセンターに電話して詰めると「普通そういう問合せの返事は2、3日かかるのが当たり前。しかも金曜の夕方にかけてまだ週明けの午前中なんだからyou must be patient」と言い放たれる。

午後patientに過ごしつつ、もしかして近所のワイヤレス回線をタダで使えたりしないかと、ダメモトでネットワーク検索をしてみると、「セキュリティが有効でないネットワーク」を発見!当然シグナルは弱く、時間帯によってはブチブチ切れますが、これでスタバ通いの手間とお金が浮くと思えば不満はありません。たぶん近所の誰かのおかげなのでしょう。だれかしらないけどありがとう♪


受信状態の良い窓際でPCに見入るオットの図。
明るいけど夜の8時半です。


7月17日(火)
朝から携帯がなり、出ると「Swisscomです。あなたの電話を直しにきました。あと5分でそちらに着くけど大丈夫?」おー待ってました!!! エンジニアがやってきて5分で修理終了。マンション側の設定になにか原因があったらしいです。もちろん日本の電話機も問題なくつながりました。

ついでなのでADSLの接続も見てもらうと、回線のところは無事クリア。しかし今度は「サーバーに問題があります。後でもう一度やりなおしてください」というエラーメッセージ。。。エンジニアは「とりあえず回線は繋がったからOKだね」と言い残し、爽やかに帰っていきました。その後何度かトライするもやはりダメ。

夕方、耐えかねてコールセンターにおそるおそる電話をしました。昨日と違って親切な担当者で、手取り足取り指示されるままに操作をすると、30分ほどでADSLが繋がりました。ついにやったー!

ちなみにこのADSL、遅いです。契約は5Mのコース(月々6,900円)なのですが、回線速度チェッカーで実測したところ、最高で600kbくらいしかなく、回線が混み合う夜の時間帯などは200kbとかになっちゃいます。日本の100Mってすごいんですね。

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