ドイツ南部の温泉めぐり
フライブルクとバーゼルの間にはBad(入浴)が付く地名が多く、公共温泉がいくつかあります。
でも周囲の人に聞いても(そのエリアに住んでいるドイツ人含む)、意外と行った事がある人が少なく情報不足。
ということで、今冬は天気の悪い週末は温泉巡りをしてみることにしました。
例によって不定期気まぐれですので、あまり期待しないでください。


第1回:VITA CLASSICA       
Bad Krozingen    

訪問日: 
201019日(土) 14時ごろ
利用料: サウナ込み、
2人で 37ユーロ(Duo-Tarif

ウェブサイトでの事前チェック  Website
・規模はそこそこで、お風呂の種類も多そう。しかし夜間のライトアップされた
 写真がメインになってるところがちょっと怪しい。施設が古い可能性も。
・サウナに力を入れているようで、その名もサウナパラダイス!
 しかしこの手のネーミングは危険な場合が多いので期待値は下げておく。

・本格的な日本家屋の休憩所あり。日本で作ってバラして運んできたらしい。
 ひょっとして中は畳で、ゴロンできるのではと淡い期待に胸をふくらませる。


実際の感想
・施設は古めで、全体的に町営温泉ムードが漂うものの、そのわりには大規模で本格的。
・更衣室の個室が広くて着替えやすい。しかし荷物をいれておくロッカーは狭い。
・ほとんどの浴槽は水温が低め(33-34度)なので冬はちょっと寒い。特に屋外プールでの打たせ湯は修行レベル。
Kuppelhalleはきれいで快適、温度も36度と他に比べ温かかった。隣のBlaue Halleは子どもが多く阿鼻叫喚。
・日本風呂(
Japanbad)もあるが、利用できるのはマッサージ付の予約をした場合のみ。突然行っても入れない。
・サウナは期待以上。特に北欧風の
Kelo-Saunaは広くて気持ちがよかった。Kräutersauna(ハーブサウナ)もわりとよかった。
・景色は特によくない。
Panorama-saunaからは遠くの車道を走る車がよく見えたが、逆にこちらも丸見えなのではと不安がよぎる。
・日本家屋の休憩所は近くで見ても本格的。しかし、中は畳敷きではなくフローリング&デッキチェアの組み合わせ。

特記事項
・低温の
Salzkristal Saunaで1日2回の「瞑想タイム」に遭遇。突然係員が入ってきて、小さいドラと仏教スタイルの鐘3個を並べ、何か口上を述べた後に鐘を鳴らし始める。客は鐘の響きに耳を澄ませながらじっと目を閉じ、瞑想。儀式の間は完全な静寂が求められるが、唯一のアジア人である私たちには突っ込みどころが多すぎて心を落ち着けられず。いかにも西洋人が考えるアジアって感じだし、そもそも全員全裸だし。

まとめ 
施設が古そうな割にはよく維持管理されている。利用者はお年寄りから若い人まで幅広く、近隣の住民に愛されている感じ。
もしもう一回行くなら寒くない時期に行って、サウナの他の儀式(蜂蜜タイムとかフルーツタイムもあるらしい)を見てみたい。





 
第2回:Badenweiler