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楓が日本式のお風呂に入り始めたのは生後10か月の頃。
それからずっと、お風呂からあがる前に10数えるのを習慣にしている。
2歳3ヶ月、生まれて初めて入浴中に寝た楓
その翌日に見た光景
湯船の中でゆっくり9まで数えて、最後の「じゅう!」でザバッと
あがるのが赤ん坊なりに楽しかったらしい。言葉を発し始めた頃から
楓も一緒に「じゅう!」と言うようになり、そのうち1から9までも
フニャフニャと一緒に唱え始め、やがてひとりで10まで数えられるよう
になった。
数えるといっても、童謡の歌詞を覚えるようなもので単なる丸覚え
だろうから、これと数の概念をどう一致させれば・・・なんて難しく
考えていたら、いつのまにか楓が天井のライトを「いーち、にーい」
と数えていた。子の成長は親の想像を軽々と超える。
電卓でもよく遊ぶので、もしかして数字好き?とこんなおもちゃを
買ってみた。
数字パンダドミノ。いえあの別に私自身が欲しかったわけでは決して・・・
しかし楓には不評。数字はもちろん、ドミノや積み木として遊ぶことも
ないし、無駄に部屋が散らかるだけなので箱に入れて片付けておいた。
ところが先日、偶然Sの文字を見た楓が「はちみたいだね」と突然
言い出した。蜂のイントネーションではないし、そういわれてみれば
Sと8、似ていないこともない。もしかして?とパンダドミノの8を
箱から出し聞いてみた。「楓、これはなに?」「・・・(無視)」
なんだ気のせいか、とそのまま別の用事をしていたら、楓が嬉しそうに
「あ、ジェロあったー!」と声をあげ、手にはしっかり0のパンダが
握られていた。やっぱり数字読めるの?といろんなパンダを見せて
「これは?」と聞いてみたけど反応なし。
やっぱり気のせいか、と思っていたら翌日、テレビを見ていた楓が
「にさいだってー」と報告してきた。画面を見ると「2さい」の文字。
画面が「4さい」に変わると「よんさいだってー」。読めてるの?
なんかいろいろ、油断できません。。。
まだしばらく読めなくていいです
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