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楓が何か言っている。言いたいことはわかる。
でも他の用事をしていてすぐにはご要望に応えられない。
そんなときの楓は「話が通じていない」と思うらしく、
あきらめずに繰り返し繰り返し要望を伝えてくる。
そして、どんどん説明が丁寧になっていく。
甘えたい時
「だっこ」
「だっこするの」
「おかしゃま、だっこしてよう」

だっこだっこ星人に襲われる
お絵描きをして遊びたい時
「かきかき」
「かきかきするの」
「アンパンマン、かきかきするのよう」

この数分後、奥の白いソファーに水色のクレヨンでカキカキされる
おいしいものをぺろりと平らげて
「もいっかい」
「おかしゃま、もいっかい」
「おかーしゃま、おーかーわーり」

容赦なく没収される
私が近くにいない時
「おかしゃま」
「おかしゃま、どこー?」
「おかーしゃま、どこですかー?」

まさかの敬語!?
もしかして、放置しておけばどんどん言葉が流暢になるんでは。
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