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楓はここ1ヶ月ほどで、かなりはっきりと意思表示をするようになった。
不満があれば声や態度で伝えようとするし、応えてあげて満足すれば
ニコニコと笑う。人間同士のコミュニケーションが成立してきた感じだ。
楽しい楓とまぶしい夫
生まれたばかりのころは、楓が何を考えているのか(何も考えていない
のか)は想像するしかなく、人間というより別の世界から来た知らない
生物を相手にしているような、不思議な感覚だった。
特に新生児のころは、夜中に突然ぱっちりと目を覚ました楓が、何も
ない天井のあたりとか部屋の隅をじーっと見つめたり、ニヤッと笑う
ことがよくあって、「何?何が見えてるの?」と正直結構コワかった。
夜中にぱっちり@生後2日目
この新生児微笑、別名エンジェルスマイルといって、天使にくすぐられ
てるとか、神様と遊んでいるとか言うらしい。虫笑いとも呼ばれるのは、
お腹の虫が騒いでくすぐったい、という説から来ているそうだ。
いろいろ調べていたら「おサルが笑わせている」という説を発見した。
生まれたばかりの赤ちゃんのところには、十二支の動物たちが順番に
あやしに来ていて、おサルの番になると赤ちゃんが笑うのだとか。
「見えない誰か」を見ていると思うより、おサルと思った方が怖くない
ので、我が家ではこのおサル説を採用。楓が何もないところに向かって
微笑んだり話しかけたりするたびに、「ああ、またおサルが来てるね」
と言っていた。
おサル訪問中@生後2週間
最近はそんな意味不明の微笑みやおしゃべりもしなくなり、おサルの影
が感じられないのがちょっとさびしい。
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