2009.8.30 - 9.1                
ミュスタイア  
国立公園内の川

前回に続き、先輩と共に今度はスイス最果ての秘境へ。

世界遺産の聖ヨハネ修道院があるミュスタイア(Müstair)までは、宿泊したダボスから車で峠道やスイス唯一の国立公園を経て1.5時間。雄大な山の景色や氷河、深い森を通り抜ける最高のドライブルートです。

この修道院は9世紀に壁に描かれたフレスコ画の価値が認められて世界遺産入りしたそうですが、とてもこじんまりとした建物で、その壁の価値が分からなければ、よくあるヨーロッパの田舎の古い教会という感じです。

ということで併設の博物館も見ることなく早々に立ち去り、イタリア国境を越えて美味しいイタリアンランチを目指しました。

 

途中の町にあった可愛いキオスクと郵便局

 
とてものどかなミュスタイアの村

外から見た聖ヨハネ修道院


この内部のフレスコ画がすごい、らしい。

頼もしい先輩の図

 
国境を超え、車内が盛り上がってきたころで、車に異変が。ハンドルが妙に左に取られます。いや、この車は空気圧センサーがあるので、パンクなら表示されるはず。でもおかしい。路肩に止めて見ると、完璧にパンクしています。

ショックで唖然とし、よりによってイタリアでトラブルとは、と悩む私を尻目に、先輩はテキパキとタイヤ交換を準備してくれ、20分ほどで完了!先輩、いつも「ギゼギゼオ」とか「怒られ侍」と呼んだり、酔ってステテコを脱がしたりとかしてすみません。やはり先輩は敬わなければいけません。


さてタイヤは直っても、ショックで空腹も忘れ、早くスイスに帰りたいのでランチはなしに。(先輩ごめんなさい!)イタリア・オーストリアを「ドライブ」して、ダボスへの帰路にある秘湯スクオール(Scuol)へ。
ここは、ローマン・アイリッシュ風呂(男女混浴全裸で決まった順序で入浴・サウナ・マッサージを受ける)もあるのですが、今回はノーマルなお風呂の方へ。あまり広くはなく、バードラガッツの後では少々物足りませんが、外湯からの景色は高い山々を見上げることができ、雪がある季節なら最高に美しいかと思います。  
 内湯

外湯

絶景をよそに、スペアタイヤがゆるんでないか
こまめにチェック
その後、カートレインでSagliains - Klosters間を利用し、無事ダボスに帰着。フロントで車のディーラーを探してもらうがダボスにはプジョーがないとかで、翌日もドキドキしながらバーゼルまで運転して帰り、ディーラーに駆け込みました。

ディーラーのおじさんは、「ええっ、そんなことがあったの、なんでセンサーが作動しなかったんだろうね〜、不思議だね〜」と営業的同情をしてくれつつ、タイヤ交換の手配を進めていきます。いや、それも大事だけど、毎シーズン有料点検しているのにセンサーが動かなかった点を詰めたい・・・。
                 
             
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