2012.9.16                
今さらですが引越編 〜手続き〜
何度やっても面倒なのが引越。特に海外引越は、国によっても方法が全然違うので大変です。以下はあくまでも我が家のケース(2011年6月)ですが、これから引っ越す人の参考になれば幸いです。

賃貸関連
・賃貸契約は3か月前通知でしたので、6月末に契約満了したい場合、3月末迄に書面郵送で通知する必要があります。レターを作成し、郵便局から書留(Einschreiben)として送付します。駐車場を借りている場合は、合わせて書面に明記します。

電気
・IWBのカスタマーサービスに電話で解約申し込み。
・退去日に自分で電気メーターを読み取り、直接IWBのオフィス(Margarethenstrasse 40)に出向いてfinal billを支払います。



山肌に貼りつくように小道が作られ、その両脇に色とりどりの高山植物が咲いています。


郵便
・SwisspostのWebサイトから自動転送サービスを申し込めます(こちら)。1年間でたしかCHF85でした。

Deregistlation
・カントンオフィスでDeregistlation(住民登録抹消)を申請します。何をどうやったか細かいことは忘れてしまいましたが、Einwohneramt (Spiegelgasse 6)での手続きだったと思います。
・抹消証明書(Abmeldebescheinigung)のオリジナルは1通しか発行されないので、各種手続きの際はコピーを提出します。



可憐な花たち その2


車の売却
・私のケースは幸いにも友人が買い取ってくれましたが、一般的にネットでの個人間売買が多く、意外と中古車業者が少ないので早めのアクションが必要。Euroglassというサイトで自分の車の中古小売価格及び買取価格の目安を知ることができます。登録抹消にあたっては、ナンバープレートを取り外してMotorfahrzeugkontrolle (Clarastrasse 38)へ持っていき、プレート返却及び灰色の車両証に必要事項を書いてもらって完了です。車両証は次のユーザーに渡します。もしかたら売買契約書があった方が、次のユーザーの登録がスムースかもしれません。当たり前ですが、プレートを外したら運転できません。

自動車保険
・保険会社に解約予定を連絡。後は車の抹消登録が完了次第、保険会社が確認して解約完了。

健康保険
・保険会社に解約予定を連絡。Deregistlation証明を送付して契約満了。



目当てのエーデルワイスはまだ咲かず・・・
開園期間は5月下旬〜9月中旬。その年の気候によって多少前後するみたいです。

 
駆け込みスイス観光でシーニゲプラッテ高山植物園へ行ってきました。
ヴィルダースヴィル(Wilderswil)から登山電車で終点まで行きます。



電話・インターネット
・Swisscomのカスタマーサービスに電話で解約申し込み。しばらくすると、キャンセル確認&レンタルモデムの返却指示のレターが届きます。
・モデムは指示された住所に郵送するか、最寄りのSwisscomショップに直接持ち込んで返却します。

テレビ・ラジオ視聴料
・BillagのWebサイトから解約の申し込みができます(こちら)。
・しばらくするとキャンセル確認のレターが届きます。先払いした視聴料の返還請求用紙が同封されてくるので、銀行口座等記入して返送します。



可憐な花たち その1


年金
・先ず基礎年金に相当するAHVですが、引越時点(2011年6月)では日本との年金協定が施行されていなかったため、日本に戻る場合は全額返金(個人の掛け金+会社の負担分)されます。返金にあたっては、ジュネーブの年金事務所に必要フォームを記載し郵送する必要があります。その際、deregistrlation、スイスの出国スタンプ、日本に居住している証明の添付を要求されます。日本の居住証明は、住民票原本とその英訳が必要となり、個人で英訳した場合は、英訳した書類に原本を正確に翻訳した旨を記載し、翻訳者氏名と署名をすればOKとのこと(スイス大使館)。返金額はWeb情報では、個人・企業負担各4.1%の合計8.2%が返金されるとなっています。

・企業年金については、企業年金基金の指示に従って行います。この際、Deregistlation証明に加え、Kanton officeでspouseのサイン証明をしてもらう必要がありました。この手続きで初めてバーゼルのRathouseに入りました。日本に戻る場合は全額返金されます。但し、日本に送付する際にwithholding taxがかかります。(カントンによってtax rateも異なります)



そんな気もしていたが、高山植物は全体的に地味


<銀行口座>
・スイスの口座を残すことは可能ですが、残高によっては口座維持料が発生します。尚、スイス国内に残す金融資産については、非居住者になると資産税がかからなくなります。
・2か月後、口座内容の閲覧は出来るが、振込み等各種取引ができなくなりました。どうやら日本居住者は都度取引依頼を担当者にする必要があるようで、都度CHF20かかるという連絡がありました!聞いてないよ。

<税金>
・滞在した期間分の税金申告が必要になります。会社からはfinal payment slip、銀行などからもstatementを送付してもらう必要があります。
・6月末に帰国したのですが、9月末までに申告するようカントンの税務当局から連絡がありました。

                 
             
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