2012.9.16
               
今さらですが引越編 〜移動〜
実際の引越作業とそれにまつわるあれこれです。

引越業者

・日系は日通・クロネコがメジャーですが、ドイツなどの日系コミュニケーション雑誌などには他の引越業者の広告などもあります。うちは相見積もりを、日系含め3社から取り、金額・引越日・対応などを勘案してドイツのユニバーサルエクスプレス社に決めました。

・下見はスイスの地元提携業者Packimpexが来ましたが、引越当日はドイツからわざわざ日本人の担当者が来て、地元作業員を監理してくれました。

・ネックになったのはワイン。今回200本近く航空便で持ち帰ったので、日本の税関からリストの提出(銘柄・赤白・取得価格・取得価格がわかるレシートなどの資料)を求められました。幸いにも個人用と理解してもらえ、一本150円x本数分の税金で済みました。

・その後、航空便・船便共に問題なく到着。組立家具は、一部ネジなどの部品がどこにあるか分かりにくかったり、組み立て方法が分からないというトラブルがありましたので、解体するときにしっかり覚えておくと後々スムーズです。あと、家電類もコードやケーブルが他の荷物に紛れて見つかりにくいケースがあったので、すぐに使いたい場合は注意が必要です。



いつも陸から見ていた景色を川の上から眺めます


家の引渡し

・スイスの賃貸住宅では、引渡しの際の清掃チェックがとても厳しいため、最初から業者にクリーニングを頼むのが一般的なようです。ネット検索をするとUmzugsreinigung mit Abgabegarantie(引越清掃・引渡し保証つき)という宣伝文句がたくさんでてきます。とはいえ、どこに頼んだらいいか探すのに苦労していたら、管理人さんから「よかったらこちらで手配しておくけど」とのオファーがあり、引越下見業者に事前に聞いておいた相場より値段も安かったので、お願いしました。引渡しチェックをする当人に頼んでおけば、後でNGを出される心配もありません。



船の中はこんな感じ


植木の処分
ベランダで育てていた植物のうち、大きいものや元気のあるものは友人たちが引き取ってくれました。残った大量の土をどう処分するかで嫁さんが真剣に悩んでましたが、管理人さんに聞いてみたら敷地内に土や枯れ木を捨てるコンテナがありました。4年間住んでて知らなかった・・・。

小銭
ユーロの小銭が大量にたまっていたので、銀行で両替してもらいました。空いてそう且つ車も停めやすい隣町HaltingenのVolksbankに飛び込みでいってみたところ大正解。手数料無料にも関わらず快く対応してくれました。

Reka
Rekaカードを使っている方は、使い切れなかった残高はReka Checkにして後日送付してもらえます。但しCHF10掛かります。

トラム
トラムの年間パスも、減額はされますが、返金してもらえます。



終点に到着
 
駆け込みバーゼル観光で、ShifflaendeからRheinfeldenまでのライン川クルーズに行ってきました


・引越に関する損害は、小さい安物且つ古いワードローブが日本国内での輸送時の積み込み作業の際に破損(上部の板がメリッと凹んでいました)、フロアスタンド2つが一部ネジが紛失したために組み立てられないということに。何れも付保していたので補償金が支払われることになります。何に幾ら保険をかけるかというペーパーワークはとても面倒だったのですが、きちんとしておいて助かりました。

・日本側での運びこみや求償関係は、パシフィックリンクという業者さんが対応してくれました。日本人らしい丁寧な作業、きめ細かい進捗フォローに加えて、不用品の引き取りもその場で対応してくれるなど、とても良かったです。

・今となっては遅い反省は、家具の大きさ。海外は備え付けの収納が少ないこともあり、ついつい家具が日本と比べて巨大(大ではなく)になりがち。くれぐれも日本の住環境を良く考えて購入しないと、帰国後に家具の大きさが理由で住む場所を選ぶことになります(泣)。持ち帰る家具のサイズは、引越前に測定・メモしておくと、帰国後の家探しや搬入時の作業がスムーズです。


水門が2か所あります


・引渡しは、引越完了後に管理人さんに来てもらい、各部屋の暖房のメーターチェック、部屋の状態チェック(壁・床・ドア・鍵・ブラインド)をし、預かった鍵や機器類の説明書を全て返還して完了。入居前からの部屋の汚れや損害については、入居契約時に細かく状況をチェックして契約書類に記載されてあれば問題ありませんが、そうでなければdepositから引かれたり、足らなければ追加請求されます。大家さんが個人の場合、時々もめているケースを聞きますので、皆さん入居契約時は非常に細かく徹底的にやりましょう。

・ちなみにもめた場合、双方が同意しなければdepositから大家さんが勝手に差し引くことは認められておらず、不同意の大家からの請求がdepositしている銀行から連絡あれば、不同意と明確に銀行にも伝えておく必要があります。その後一定期間以内に、大家さんから合理的な費用の証明(かかった修理の費用と内訳など)がなければ、銀行は大家が同意したとみなしてdepositを一定の期間後に返却してくれます。他に、賃借人協会みたいなところもあって仲介や引渡し時の立会いをしてくれますので、大いにもめた場合やもめそうな場合は事前に相談してみるといいかもしれません。

・2ヶ月半後、壁紙などの修復代(CHF1100)と依頼してた清掃費用(CHF1000)を差し引いた額の返金が提示され、振り込み先の情報と署名を返送して完了。



デッキはこんな感じ


SBB check-in
チューリッヒ発のスイス航空で日本に戻るに当たり、赤ん坊連れで大量の手荷物をどうしようかと悩んだ末に、今回初めてバーゼル駅での前日チェックインをしてみました。レンタカーを空港で乗り捨てるということも考えたのですが、この方法の方がホテルから駅までタクシーを使うだけなので安いと考えた次第です。バーゼル駅地下のカウンターで無事完了、と思ったら荷物4個で40フランと言われました。えっ、そんなのどこにも書いてないし、聞いてないよ・・・。しかもスイス航空がこれでも半額負担しているんだとか。最後まで恐るべしスイス。

フライト
7か月の乳児を連れた恐怖の長時間フライト。事前に経験者に話を聞くと、7か月くらいなら良く寝てくれるので問題ないとのことでしたが、、、眠ってなんかくれません。嫁さんがほぼ1時間おきに席で授乳→しばらくご機嫌にしている→クズリ始める→泣く→授乳の繰り返しでした。

                 
             
        Topへもどる