2007.12.1
リヒテンシュタイン&ザンクトガレン
「日本からたぶんわざわざ行かないと思う場所に行ってみようシリーズ」第1弾として、リヒテンシュタインにでかけてみました。

バーゼルからリヒテンシュタインの首都ファドゥーツまでは約190km。だんだんヨーロッパ的長距離運転に慣れてきたので、この程度なら余裕で日帰りです。ちなみに先週FOX TOWNまでの280kmで死にそうになりましたが、イタリア人の同僚はその先のミラノまで毎週末340kmの距離を往復しているそうです。


先週と比べると少しなだらかな山並み

首都ファドゥーツのメインストリート。店は開いているものの人通りなし。

左手前は水泳選手の像。
リヒテンシュタインはスイスとオーストリアに挟まれた小さな国。調べてみると「ヨーロッパ最後の絶対君主制」とか「切手の販売が歳入の10%」とかなんだか面白そうです。

国防と外交はスイスが代行しており、流通している通貨はスイスフラン、言葉もスイスと同じドイツ語ということで、感覚的にはまるでスイスの一部。税関もパスポートコントロールもないので、いつ国境を越えたのかよくわからないままファドゥーツへ到着しました。

ガイドブックを読んでちょっと想像していたのですが、、、なにも見るものがありません。崖の上にそびえるお城も、現当主のリヒテンシュタイン公が実際に住んでいるため見学不可とのこと。

市庁舎と馬3頭の像

崖の上にあるのがリヒテンシュタイン城
パスポートコントロールが無い代わりに、切手博物館で入国スタンプを押してもらえる(ただし有料・200円)とガイドブックにあったので行ってみましたが、昼休みで閉館中。でも係りの人に聞いて、斜向かいの現代美術館で無事スタンプをゲットすることができました。小さい町って便利ですね。

現代美術館の受付

美術館併設のカフェ。メニューは寿司・刺身など和食中心。なぜ?

国境を越え、オーストリアへ!

Nothing's changed...
他にすることもなかったので、次の目的地スイスのザンクトガレンに向かうことに。ついでなのでオーストリアに寄り道してみることにしました。

リヒテンシュタインとオーストリアの間にはZOLL(税関)があります。が、例によってノーチェックで素通りです。
道端でみかけた看板につい惹かれて中華料理屋へ。店内は広く、中華だけでなくタイ料理、インドネシア料理、日本料理などやたらとメニュー豊富です。

ものは試しとナシゴレンとレッドカレーを頼んだのですが、結果は右写真の表情でおわかりの通り。

インパクト大の看板

ナシゴレンはカレーピラフ味、レッドカレーは具の半分がパイナップル・・・

どこか可愛らしいザンクトガレンの街並み


グリューワインの屋台
スイスに戻り、ボーデン湖に程近いザンクトガレンへ。東スイス地方の中心地ということでなかなか大きい町です。クリスマスマーケットがオープンし、たくさんの人でにぎわっていました。
ここの見所は、なんといっても世界遺産の大聖堂。外見はシンプルですが、内部の装飾は圧巻。真っ白な壁に、緑を基調とした天井絵や豪華な彫刻が映え、その美しさに感動のあまりしばらく言葉を失いました。これまで見てきた教会の中で一番すごかったです。
ステンドグラスがなく素通しの光がはいってくるため内部が明るく、装飾の美しさがよく見えます。


外から見た大聖堂。大きなツリーがたってました。

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