楓観察記
~ 出産準備編 ~
 
         
    小児科選び  
    かかりつけの小児科は出産前に決めておく必要がある。近所の知り合いにリサーチすると、家のすぐ近くに評判の良い小児科があるとのことで、9月ごろ見学を兼ねて訪ねてみた。ベルを押すといきなりドクター本人が登場。たまたま診療がお休みの日で受付の人がいなかったらしい。

「11月に子どもが生まれるんですけど、新患は受け付けてらっしゃいますか?」と聞くと、「Yes, このエリアの子どもなら誰でも私の患者ですよ」 と心強い返事。話し方も穏やかで感じ良かったので、そのまま新患登録してもらった。あとで訪問助産師さんに聞いた話では、この小児科は人気がありすぎて遠方からも患者が訪れ忙しくなったため、今は近所の人以外は新患を断っているのだとか。たまたま近所でよかった。

出産直後の赤ちゃんの健康診断は大学病院のドクターが行い、その所見や出生時のデータを書いた紙が後日送られてくるので、かかりつけの小児科に最初に行く時はその紙を持っていく。他に、産院で渡されるGesundheitsheft(健康手帳)も持参する。

    助産師選び 
    通常分娩の場合、出産時の入院期間は5日間。退院後は助産師さん(Hebamme:ヘバメ)が家を訪問してくれる制度があり、入院と訪問あわせて10日分までの費用が保険でカバーされる。この訪問助産師さんは自分で探さねばならないということで、これがしばらく悩みのタネだった。

病院でもらった助産師リストには50人ほどの名前と住所、電話番号がずらり。それだけじゃ選べません・・・。困ったときのネット検索をしてみたところ、こちらのサイトから条件検索ができるのを発見。英語が話せて、産後訪問をやっていて、Basel-Stadtに来てくれる助産師さんは25人。・・・まだ多い。

しょうがないので顔写真や簡単な経歴を見て、ほとんどあてずっぽうながら「この人!」と決めてメールした.。が、数週間待っても返信はなし。よくあることと聞いていたので、次の候補者にメール。こちらも1週間待って音沙汰がなかったので、もう誰でもいいやと一番家が近い助産師に電話。「家が近いから大丈夫だと思う」ということであっさり引き受けてもらえた。数日後にようやく2人目の助産師さんから返信があったけど、丁重にお断りした。

教訓:助産師探しは電話で