車を買った翌日の日曜日、ルツェルンの町へと初ドライブにでかけました。

スイスの高速道路
ルツェルンはバーゼルから高速でおよそ1時間の場所にあります。スイスの高速道路は無料年間4,000円で乗り放題(車を買ったとき一緒に料金を徴収されていたので最初無料と勘違いしてました)で、標識も見やすく渋滞が少ないのでとても走りやすいのですが、さすがルール厳守の国スイス。みんな制限速度(100〜120キロ)以下で走っています。

へーみんなまじめだね、なんていいながら機嫌よくトンネルを抜けようとしたところ・・・なんか光った! あのオレンジの光は、どう考えてもカメラのフラッシュ。だからみんな制限速度守っているのか〜。これから待ち受ける運命に思いをはせつつ、遠い目のままルツェルン到着。



馬をはこんでる車。意外とよくみかけます。
ルツェルン
ルツェルンは明るい湖畔の町でした。街角のスタンドでアイスクリームを買ってみると、なんとふつうに英語が通じる!さすが観光地。町の真ん中を川が流れていて、そこにかかるカペル橋が一番の観光名所になってます。花があしらわれていかにもスイスという感じでした。

手に持った新聞は無料で配っているもの。
もちろんドイツ語なので読めません。


川岸にあるスタバもなんだかお洒落な雰囲気。
遊覧船乗り場近くには生演奏を聞きながらビールを飲めるオープンカフェなども。車じゃなければな〜。
ベルン
ルツェルンですることがなくなったので、スイスの首都、ベルンまで足をのばしてみることにしました。こちらは世界遺産に指定されている旧市街と時計台が名物。嫁が以前12月に来たときは、街中がクリスマスの飾り付けでそれはもう可愛らしい町並みだったそうですが、夏はわりと普通、というかバーゼルとそう変わらない景色でした。時計塔の裏手に大きな広場があり、レストランがずらりと軒を並べていたので、そのうちの一軒のテラスでスイス伝統料理を食べてみることに。

大きな時計塔。仕掛け時計になっていて、熊とか出るらしい。

こちら「レシュティ」。太めのせんぎりじゃがいもにチーズをかけてこんがり焼いたもの。

こちら「ラクレット」。ゆでたじゃがいもに溶かしたチーズをつけて食べるもの。

表の看板。日本語がまちがって逆に書いてあります。

レシュティが食べたかったのに、看板にだまされてラクレットを頼んでしまった人。ヤケ酒で解決。
行きがけのフラッシュ以外は順調に初ドライブ終了。車も快調です。
翌週は木曜日が「スイスデー」でお休みだったので、バーゼルから150kmのインターラーケンまで行ってみることにしました。

インターラーケン

スイスみたいでしょ

インターラーケンの町並み
商工業の町バーゼルから行くと、インターラーケンは「まるでスイスみたい!」なところ。

町の中心部には緑の芝生が広がり、美しいユングフラウの山を遠くに望むことができます。一本裏道に入ると、そこには見たことのない色の川が。

水は乳白色がかったエメラルドグリーンで、まるで入浴剤入りのお風呂のよう。氷河から流れ出る成分でこうなるのか、それとも工業排水的なものなのかはナゾです。

ともあれ美しい景色を満喫しつつ町を一周し、次は「ハイジのイメージそのもの」とガイドブックに書かれている近郊の村、グリンデルワルドに向かいます。


白い山が有名なユングフラウ。パラグライダー気持ちよさそう〜。


色もさることながら、水位たかすぎませんか?
グリンデルワルド → ラウターブルンネン
グリンデルワルドはたしかにハイジっぽかったものの、ハイシーズン&祝日ということで、なんと駐車場がどこも満車。山あいの村だけあって道は細く、路駐できる雰囲気でもありません。まさかスイスでこんな目にあうとは。

しかたがないので、近くの村ラウターブルンネンへ。この村自体もきれいだったのですが、背後にせまる絶壁の上には、ケーブルカーでしかたどりつけないさらにマイナーな村があるとか。行ってみるしかないでしょう!


思わず「ペーター!」とかつぶやきたくなる景色

ラウターブルンネンの滝。ゲーテがその美しさに感動して詩を詠んだとか。
ミューレン → シルトホルン展望台
まずはものすごい急角度のケーブルカーで約10分。そこで登山電車に乗り換えて20分でミューレンの村に到着です。ここまでくるともう氷河が目の前。家々の庭に咲く花もなんだか珍しかったったので念のため写真に撮っておき、あとで調べたら重要保護指定の高山植物でした。
ここからさらにロープウェイに乗ると、標高3,000メートルの展望台にいけるというので、こうなったらとことん行ってみることに。

登山電車。

ミューレンの家。

高山植物「エリンギウム・アルピナス」


普通歩いてのぼらないですよね?

スイス国旗の下でバンザイしてるのが私。
村から展望台まではかなり険しい山になっているのですが、ロープウェーから目を凝らすとはるか地上に登山者の姿が。意外とみなさん短パン姿とかで気軽に登ってくるようです。。。

20分ほどで展望台に到着。昔007の撮影に使われたとかで、たしかにかなり迫力のある映像がとれそうな場所です。ここでビールを一杯、といきたいところですが車なのでまたしても我慢。く〜。


展望台からミューレン村までロープウェーで降りた後、登山電車を途中下車して、少しだけハイキングしました。道はよく整備され、きれいなせせらぎが流れていたりして、ひさしぶりに健康的な休日を過ごした気分になれました。
帰りのケーブルカーがとっても怖かったです。

せせらぎ。お約束で飲んでみました。

そこらの景色が軒並み絵葉書級。
これぞスイス!という景色を満喫したので、次は隣国フランスに行ってみることにしました。

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