フランスで一番行きたかった場所、ブルゴーニュはバーゼルから250km。がんばれば日帰りも可能な距離です。
ガイドブックを片手に、いきあたりばったりで出かけてみました。


ボーヌへ
ブルゴーニュの町といえばディジョンとボーヌ。小さめでのんびりしてそうなボーヌを目指すことにしました。

高速を降り、ボーヌの町へ向かう途中にいくつかランドアバウトがあるのですが、その真ん中にぶどうの木が植えられていたり、木樽がディスプレイされていたり。早くも気分が盛り上がります。

ラウンドアバウトにぶどうの木


次のラウンドアバウトには木樽

昔の穀物倉庫を利用した市場


こちらは青空市場
ボーヌは中世の城壁に囲まれた町です。壁の外に車を停め中に入ると、土曜日の午前中ということで、広場で朝市が開催されていました。スイスと違って何もかも美味しそうです。

地元の人や観光客でごったがえす市場を後に、私たちはさらに町の中心部へ。実は私たちには密かな野望が。
。。
それは床屋探し。日本を発って6週間、髪をきりたかったのですが、どうもバーゼルの床屋には行く気がせず、そうだどうせならお洒落なおフランスで切ってみようと思い立った次第。

外から見て感じがよさそうなところに飛び込んでみたところ、当然ながら英語はほとんど通じません。美容師さんがいろいろ聞いてくれるのですが、とにかく「カット、カット、なんでもいいからカットシルブプレ」と説明しながら1時間、なんとか無事に終了しました。お値段は17ユーロ。バーゼルの高い物価になれてきたため、かなりお得感がありました。



シルブプレ〜


酒屋その1。

酒屋その2。
さっぱりしたところで町の散策を開始。

とにかくそこらじゅうにワインショップがあります。店は朝10時開店で、昼から2時間休んだ上に、17〜19時には閉まってしまうところがほとんど。そのかわり日曜日もあいているところが多く、私たちのような週末トラベラーには便利です。

ワイン産地では、呑ん兵衛のおやじ(赤ら顔が理想)がやってる酒屋を見つけて、おやじお勧めの酒を教えてもらうのが楽しいので、そういう店を探して歩いたのですが、これがなかなかむずかしい。ドメーヌやネゴシアン経営で自社のワインだけを売ってる店が結構多く、いろんな造り手のワインを扱っている店は半分くらい。それでも好みの店を2つほどみつけ、それぞれ3本ずつ買い込みました。


酒屋その3。きりがないのでこのへんで。

ワイン関連本が充実の本屋。奥でワインを売ってるほか、グラスなどのグッズも充実してました。ここで畑の地図を購入。
グランクリュ街道
町を一通り散策した後は、いよいよブルゴーニュの畑とドメーヌ巡り。意外だったのは、畑巡りなんかしている観光客は少なく、またドメーヌはみんな村の集落に固まっていること。

これまで訪れたオーストラリア・NZなどの新世界では、自社畑と一緒にワイナリーの建物があり、そこで試飲や見学などできたのですが、こっちではドメーヌは基本的に村にあるんですね。しかもひとつのドメーヌがあちこちの地区に畑を持っているので、目当てのドメーヌがどこの村にあるのかを探すのは事前に調べておかないと結構難しい。

村にはドメーヌの案内板が親切に書かれていますが、アポ無しでティスティングさせてくれるドメーヌはほんのわずかで、しかもそういうところはどちらかと言うとマイナーな所が多い気がします。

でもどこもブドウ畑が整然と並んでいて、暖かい日差しのもと美味しそうなブドウが実っており、早くも涎が止まりません。


グランクリュ街道の目印。この茶色い看板をたどっていきます。
村の中にはいると、ドメーヌやホテル、レストランの標識があります。


村の入り口には看板があります。これはシャサーニュ・モンラッシェ村。


村と村の間は一面のぶどう畑。

畑と道路の間には石垣があったり、なかったり。


門があったり、なかったり。
厳重に見えても横はがらあきだったり。
宿
とりあえず北から南へと畑道を走り、ピュリニィ・モンラッシェの村でお手頃そうなレストラン兼宿を発見。聞けばドメーヌが経営しているとかで、希望すれば15種類のティスティング付ディナーも出来るとか。ということで、飲んだら乗るなを満たせるこの宿に決定!ディナーでは15種類のティスティングをヘベレケになるまで堪能し、気持ちよーく熟睡できました。

実はこのドメーヌよりも、ここの親戚がやっているドメーヌの方が美味しいと評判らしいのですが、世の中面白いもので、レストラン・ホテルと多角化をしているこちらの方が商業的には成功しているようです。



ピュリニー・モンラッシェ村の広場にある像。

泊まったホテル、La Maison d'Olivier Leflaive。


設備は新しく快適。朝食付一泊160ユーロ也。

朝は早起きして近所の畑を散歩しました。

朝日に輝くぶどう畑。うっとり。


美味しくなれよ〜
ここで嫁の致命的ミスによりカメラはバッテリー切れ。続きはブルゴーニュ訪問第2弾で。

次へ進む Topへもどる