2008.10.19 & 26
秋祭り

オベルネの広場
秋は収穫祭のシーズン。アルザスのオベルネ(Obernai)で開かれるブドウ収穫祭が有名と聞き、行ってみました。

土曜の夕方から前夜祭が始まり、日曜は朝から市がたったり、パレードが行われたりする模様。一番にぎやかになるであろう日曜の昼すぎを目指して出発しました。こじんまりした町なので、近隣から人が集まるとなると駐車スペースがうまくみつかるか心配です。
が、町の真ん中の駐車場にスムーズに駐車できちゃいました。渋滞もなければ、付近の店はすべてクローズ、人通りもほとんどありません。日にちでも間違えたかな?

車を降りると、広場のほうから賑やかな音楽が聞こえてきました。よかった、ちゃんとお祭りはやっているみたいです。広場に出ると、ステージの上ではバンドの生演奏が行われていました。広場にはテーブルと椅子が並べられ、たくさんのフランス人がお酒を片手に盛り上がって・・・
ない!

なんでかわかりませんが、みんな手持ち無沙汰な感じでステージを眺めたり、飲み物をちびちび飲んでみたり。祭りというより集団日光浴のようでした。
 

集団日光浴

巨大パン発見


収穫物の展示。真ん中のキツネも?

マーケットもごく普通。広場の端でジュースみたいなものを配っていたので、もしかしたらあれが今年の新酒だったのかもしれません。

町をぐるっと一回りしたらすることもなくなったのでそのまま撤収。このお祭り、パレードの時間に来ないと意味ないのかも。
せっかくなので周辺をドライブして帰ることに。このあたりは何度も来ているのに、まだ知らない村があります。
クマがシンボル、Andlauの村

すごくいい感じのItterswillerの村

村と村の間には一面のブドウ畑が広がっています。黄金色に染まった丘は目にまぶしいほど。

大半のブドウはすでに収穫済ですが、たまに実がついたままの樹もありました。アルザスでは遅摘みワインや貴腐ワインも作られているようなのでそれ用なのかもしれません。
翌週は、バーゼルのワインメッセへ。毎年この時期、秋祭りにあわせて開催されるイベントです。会場となるMesseplatzのホールに、100以上のワインショップがブースを出店。取り扱いワインはスイスやオーストリア、イタリアなど近隣のものから、アメリカ、アルゼンチン、南アまで幅広い品揃えです。逆にフランスやドイツのものは近すぎるせいか、あまり置いていませんでした。

来場客は好きな店で好きなものを好きなだけテイスティングし、気に入ったものがあれば注文、品物は後日お店に取りに行くか、家に配送してもらうシステムです。

一緒にいった同僚のカップルと共に数軒のブースをハシゴし、結局20本ほど購入。テイスティングの際はどこも気前よく注いでくれるので、味をみたらカウンターのバケツに捨てないと、あっというまに酔っ払ってしまいます。

入場料12フラン。前の年にいっぱい買うと(?)招待券が送られてくるらしいです。

英語が通じる確率は70%ぐらい

別フロアにはウィスキーの試飲コーナーも
とはいえ、美味しければつい飲んじゃうのが人情。来場客だけでなく、カウンターの中の店員まで顔を真っ赤にしているのを何人もみかけました。
いいぞーダメ人間たち!

ワインメッセは11月2日まで開催中。お近くの方はぜひ一度足を運んでみては。


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