2009.12.19                
寒波到来  

週末、バーゼルにも久しぶりに本格的な寒波がやってきました。こんなときはウロウロ出歩かないのが一番安全とわかっていながら、うっかり活発に活動してしまった我が家。土曜日はフライブルクで買い物をしようと、1ヶ月前に買い換えた車で出かけました。

高速道路にはうっすらと雪が積もり、前の車の跳ね上げる泥でフロントグラスが汚れます。度々洗っていたら、ウォッシャー液が出なくなりました。車を買った時にディーラーが入れてくれたはずだけどなあ、と思いながらサービスエリアに立ち寄り、割高なウォッシャー液を泣く泣く購入。車に戻り、寒さに震えながらボンネットをあけると、まだタンクには4分の3ほど液が入っていました。どうやらマイナス10℃を超える寒さのため凍ってしまった模様。ということでせっかく買ったぼったくりウォッシャー液の出番なし。。。
 
-10℃でも皆さん80kmぐらいで飛ばします 

雪の大聖堂広場


とはいえ、花屋の店先にはテントのような囲いで保温の工夫がされ、ホカホカの焼きソーセージ屋の前にいつもより長い行列ができていました。八百屋の店先ではいろんな野菜が豪快に雪をかぶったまま売られてましたが・・・大丈夫なんでしょうか? 
 
さっそく寒波のダメージをくらうも、途中見かけた滑って側溝に落ちている車よりはマシと訳の分からない比較をしながらフライブルクへ到着。相変わらずにぎやかな街です。

こんな悪天候でも土曜日限定の青空市場はやってるのかな?と大聖堂広場をのぞきに行くと、通常通りたくさんの屋台が営業してました。

 
どう見ても凍ってます。モービル1の世界です。

寒い中、熱心にパンフを配る魚。
魚よ、ドイツ人はそんなに魚食べないぞ。それにお前、川魚じゃないか!?

フライブルクに来た目的のひとつは、前から欲しかったOakleyのスポーツサングラス(度付き)を買うこと。今使っているものは、数年以上前に購入したもので、西部警察の大門刑事タイプ。これでスキーしていると、実に不気味です。途中の道で大きい魚に「魚の乱獲反対」のパンフレットなどもらいつつ、ネットで調べておいたOakley取扱い店へ向かいました。

店のショーケースにずらりと並んだフレームをとっかえひっかえ試すこと10分あまり。ようやく決めたフレームを店員に渡し、度を入れてもらえますか?と尋ねると「もちろん!今かけてる眼鏡をお借りしていいですか?」と快い対応。ところが数分後、店員が戻ってきて「すみません、レンズの度が強すぎてフレームのカーブに合わせられません。」

念のため、別の店でも聞いてみましたが、やはりダメ。他のフレームでも無理とのことでOakleyはあきらめることにしました。
店を出ると12時過ぎ。フライブルクに来るといつも「椿」で寿司を食べるのですが、今日は前から気になっていたイタリアンに行ってみることにしました。いつも混んでいる店ですが、悪天候のおかげもあってか、予約なしですんなり席につくことができました。

壁の黒板にランチメニューが書いてあるのですが、遠くにある&字が汚い&イタリア語で完全に読めません。陽気なイタリア人ウェイトレスがドイツ語混じりの英語に訳して教えてくれた中から、私は白トリュフのパスタ、嫁はラム肉のパスタを選びました。白トリュフのスライスが山盛りになったパスタは絶品!しかも赤ワインをハーフで頼んだら、3分の2ぐらい入ったフルボトルをドカっと置いていってくれました。太っ腹! しかし会計を頼んだら白トリュフパスタ一皿で36ユーロもしました。訳してくれたメニューを理解するのに必死で、値段を見てなかった・・・。
 
ドイツ語圏では貴重な「ゆでゆで」ではないパスタが食べられる店、Tizio



会場のSt. Jakobhalleは家から車で5分。この近さも魅力。


寒波到来の上にアイスショーということで、厚着&カイロ&ひざ掛け持参と警戒度マックスで臨んだのですが、会場内は意外と暖かく快適でした。

毎年やっているみたいなので、もし来年もバーゼルに住んでたら是非また見に行きたいと思います。
  夜はバーゼルで開催された「World's Best on Ice」を見に行きました。ランビエールやスルツカヤ、サラ・マイヤーなどのトップスケーターが出演するアイスショーです。

スケートはあまり詳しくない、というか実際に見に行くのは初めてだったのですが、思った以上に楽しくて大満足。フィギュア選手権のように本格的な演技から、サーカスのようにアクロバティックな技やコミカルで笑えるものまで、盛りだくさんの内容でした。


王子様ぶりがハンパないステファン・ランビエール(スイス)。隣席のおばさまは、ヨン様を見つめる日本のおばさまに負けない熱いまなざしで、演技終了と同時にブラボー、ブラボーと拍手喝采でした。スイス贔屓恐るべし。
                 
             
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