2009.5.21 〜 24
ブダペスト

空港タクシーは固定料金で市内まで約Fr5000
我が家の家訓「危機はチャンス」を実行すべく、日本から遊びに来てくれた母・伯母と共に金融危機が直撃したハンガリーへ。通貨フォリントは半年で30-40%下落しており(訪問時Fr1=JPY0.5)、スイスの2つ星ホテルに泊まる料金で5つ星に泊まれます。そもそもスイスが高すぎという話もありますが。。。

空港で先ずやるのが両替!市内の交通機関で使えるブダペストカードを空港のインフォメーションで購入しようとしたら、支払いは現金のみとのこと。ハンガリーではクレジットカードが使えないところも結構あり、ある程度の現金が必要ですが、空港のレートは最悪です。参考までにユーロからだと、空港ではEuro1=Fr247、街中ではEuro1=265-276という感じ。Euroが一番レートが良く、次にドル。円はあまりよくありません。
今回宿泊したのはCorinthia Grand Hotel Royal。ドナウ川からは少し離れていますが、ホテル前にトラム停留所があり、ホテルのスタッフも親切で感じ良かったです。宿泊客が無料で使えるスパも、市内の公共温泉とは比べ物にならないほど豪華で快適です。唯一残念だったのは、建物の構造上、屋内ホールを囲むように部屋があり、窓から街の景色を見ることができなかったこと。

チェックイン後は、超レトロな地下鉄でドナウ川へ。




地下鉄駅ではホーム出入口に係員が立っていたりいなかったり、そして切符をチェックされたりされなかったり。


ペスト側からブダの王宮を眺め、鎖橋を渡り、ケーブルカーで王宮へ。王宮内部は現在美術館や博物館などとして利用されており、王室時代の内装や家具などは見当たりませんでした。ただ、丘の上にあるので眺めはなかなか。その後、エリザベートの戴冠式があったマーチャーシュ教会や漁夫の砦を回りました。(定番ルート)

1886年に作られた浴場をリノベーションしたホテルのスパ


共産主義時代の名残なのか、妙に深い地下鉄。エスカレーターも超高速。


王宮からの眺め。ドナウ川を挟んで王宮側がブダ地区、反対側がペスト地区、中央の大きな橋が鎖橋です。この橋が架けられたのは19世紀前半。それまで人々はブダとペストを船で行き来していたが、冬に川が凍り、氷の間を縫って船を出せる船頭が見つかるまで1週間待たされたセーチェニ伯爵というお金持ちがブチきれて、えーい橋を作ってしまえ!と私財を投じ建設されたそうです。


マーチャーシュ教会の見事なステンドグラス


マーチャーシュ教会内部

漁夫の砦


夜は早めの夕食をとって、オペラハウスへ。少し小さめですが、とても美しい内装できちんとした劇場です。上演されたのは歌劇セルセ、だと思います。というのは、今回は現代風にアレンジされていて、紀元前の話のはずが、みんなヤンキーみたいな格好したり、車や船や飛行機まで舞台に登場。予想外でしたが、それはそれで結構楽しめました。上演予定など、オペラハウスの詳細はこちら



ボックス席の装飾も見事


観光客3割以上という感じです。お気軽にどうぞ。


珍しく撮れたオーストリアとハンガリーのW国旗。普段はユーロの旗とハンガリーの旗が並んでいます。



ドーム天井部分。この真下には王冠が飾られています。この王冠はハンガリー国の象徴で、歴代の王様は「王冠の持ち主」ではなく「王冠に仕える者」。実際にかぶる冠は別途作らせたのだそうです。しかもこの王冠、どこから来たものか起源はナゾなのだとか。



隣のグループのガイドに教えてもらっているうちのガイド(手前)そんなに説明する所多くないのに。。。

翌日は国会議事堂へ。混雑と行列を避けるべく、ホテル経由ツアーを申し込みました(一人Fr5000)。ここは本当に素晴らしかったです。外観も美しいですが、内部に一歩入ると思わず息を呑むほどの美しさが続きます。王宮は眺めるだけで十分ですが、ここは内部必見です。



中央ホール


議員控え室で議員を見守る国民の像。控え室にはエリート・職人達の像がある部屋と、平民・貧民達の像がある部屋があり、議員達に広く国民の為の政治を思索してもらう意図があるとか。

キャビネ。係の人が鍵を開け閉めしてくれます。
午後はセーチェニ温泉へ。ブダペストにはいくつか温泉があり、ここは一番規模が大きく、屋内外に複数の浴槽があります。入口が複数あるらしく、駅の出口からもっとも近い入口で入ろうとすると、15分程列に並んだ挙句、ここは診療用(湯治?)入口だから他へ回れと言われました。正しい入口は正面向かって左2つ目です。

入口では入場料に加え、ロッカーかキャビネを選びます。キャビネとは専用個室のことで、着替えて荷物をそのまま個室に残し、係りの人がロックしてくれます。


平日午後でもこの混雑。プール挟んで反対側の建物内部にたくさんの内湯在り。

本当にやっている「風呂チェス」

レストランREZKAKAS。観光客が大半なので敷居は高くないです。

夜はコンシェルジュお勧めのハンガリーレストランREZKAKASへ。お値段は高めですが、サービス・味・雰囲気の何れも最高でした。ハンガリーワインも各種そろっており、赤ワインもよく食事と合いました。

落ち着いた内装


トカイワインの飲み比べ(左が6、右が3)


美味しかったです


ライトアップされた王宮とくさり橋(写真が下手ですみません)

翌日は最後に中央市場へ買い物に。ここがブダペスト市内では、観光客も行きやすくて最も安く(妥当な値段?)買い物ができるのではないでしょうか?名物フォアグラやパプリカは、店によって値段が違い、何となく奥の方が少し安い気がします。2階には、たくさんの土産物屋があり、立ち食い軽食屋もあります。ここで色んなハンガリー料理を気軽に試すといいかもしれません。ちなみに地下には魚・獣肉等のお店があるそうで、今このHP作成中に資料を読んでいて気づきました。。。


中央市場

1階は肉・野菜がメイン

パプリカ屋さん

軽食屋さん。手前のパプリカはかけ放題!
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