2009.8.28 - 30                
バートラガッツ  
昔勤めていた会社の先輩が日本から遊びに来てくれました。旅の目的は「心の洗濯」、どこに行きたいかは「おまかせ」ということで、我々もまだあまり行ったことないスイス東南地方へ旅にでることにしました。

コースは、バーゼル→ザンクトガレン→(オーストリア・リヒテンシュタイン経由)バートラガッツ(2泊)→ダボス(1泊)→ミュスタイア→(イタリア・オーストリア経由)ダボス(1泊)→チューリヒ→バーゼル。

この前日に、鉄板コースのコルマール(フランス)、フライブルク(ドイツ)も観光したので、7泊8日6カ国周遊です。何故東南地方かと言うと、この地方の端にひっそりと世界遺産ミュスタイア修道院があるのですが、ここに行った人の話を一度も聞いたことがないからです。と言うことで、先輩には非常に偏ったスイス観光をしていただきました。


 
別名「スイス端っこの旅」


  バートラガッツはハイジの話にも登場する、古くから栄えた温泉地です。ここのランドマークはGrand Resort Bad Ragaz。ふたつの豪華5つ星ホテル(QuellenhofHof Ragaz)、公共浴場Tamina Therme、宿泊者専用のTo B. Wellbeing & Spa、そしてレストランやカジノ、ゴルフ場を備えた大規模スパリゾートです。

我々は、1泊目は普通のホテル、2泊目は思い切ってお高い
Hof Ragazに泊まりました。(先輩は勤続25周年祝いで会社からもらった旅行券を使って、超高級なQuellenhofSpa Loftにご宿泊!さすが日本企業は手厚い)
初日、先ずはビジター用のTamina Thermeへ。とても新しく美しい施設で、内湯は大小6箇所・外湯は1箇所あり、週末でも空いていて超快適です。(空いているのは、子供向け設備が特にないためファミリーが少ないせいかもしれません)

1点だけ残念なのは外湯からの景色で、スイスならではの高い山々を見上げるような感じはありません。でも総じておススメです。

 
お一人様CHF26で、全裸サウナコーナーは別料金(CHF7)。タオルは持参する必要あり。
 
外湯。芝生の上のサンベッドで日光浴も気持ちいい。

ふかふかのタオルを貸してくれます。飲み物やフルーツもあり。
翌日は宿泊者専用の浴場 To B. Wellbeing & Spaへ。こちらは内湯2箇所・全裸サウナコーナーで構成されていて、内湯の装飾は古代ローマ建築を彷彿させる美しさです。またサウナコーナーも4種類のサウナが用意されており、清潔でスタイリッシュでした。外湯がないので、お風呂自体はTamina Thermeの方が良かったですが、サウナはこちらの方が快適でした。宿泊者はTamina Thermeも無料で利用できるので、行ったり来たりして楽しむことも可能です。
Grand Resortの客層はひと目で裕福と分かるヨーロッパ人のシニアが多いので、少し小奇麗な格好で行かれることをお勧めします。ただ宿泊者は部屋からスパまでバスローブで移動するため、通路ではドレスアップした人とふやけたバスローブ姿が混在するというちょっと珍しい光景もみられます。

とても素晴らしい施設ですが、サービスにはばらつきが見られます。食事は期待を大きくして臨むと、ここがスイスであることを思い出させてくれます。人間何事も欲は控えめであることが大切です。

チェックイン時のウェルカムシャンパン。ロゼですよ、お客さん。

Hof Ragazのバスルーム(Comfort Room)
   
Quellenhof & Spa Suitesの部屋(Spa Loft)
 
 Spa Suitesのバスルーム(Spa Loft)

夢に出てくること間違いなしのハイジとペーター
  バートラガッツの周辺には、ハイジの里マイエンフェルト(Maienfeld)やPizol山があります。マイエンフェルトは、正直ハイジに相当の思い入れがなければ、行かなくていいと思います。ちなみに先輩はハイジの話を全然知らないので、全く価値がない場所でした。 

  
Pizolは晴れていれば、ロープウェイとリフトを乗り継いで登る価値があります。不覚にも小雨交じりの日に登って失敗し、翌日再度登りました。    
 
登る価値がなかった日のPizol山
 
寒さに打ちひしがれてリフトを降りる(足を外に出せないぐらい寒い)
登る価値があった日のPizol山    
 
山上湖のすばらしい景色

山頂で飲む美味しいビール
 
そして帰りのリフトで、絶景を前に気持ちよく眠る先輩
                 
             
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