前回のブルゴーニュ訪問から3週間。
しばらく休日出勤が続き、このままでは収穫シーズンを見逃してしまう!と内心焦りながら仕事をしていましたが、ふと仕事よりも酒のほうが大事じゃないかと考え直し、ちゃんと週末休んで再びブルゴーニュへ向かいました。

ふたたびボーヌへ
今回はボーヌ中心部まで歩いていけるホテルを事前に予約。ホテルの敷地にもぶどうの木が植えられており、試しに食べてみたらちゃんと甘くて美味しい。恐るべしボーヌ。

ブルゴーニュは収穫シーズン真っ盛り。摘みたてのぶどうを満載したトラクターや、労働者を乗せた大型バスが行き交い、活気にあふれていました。

ぶどうの木以外は普通のビジネスホテルだったMercure Beaune。

トラクターに行く手をはばまれることも。
シャンボール・ミュジニー村

ドメーヌ地下の貯蔵庫に置いてある不気味な人形。怖いんですけど。

お金を払ってのテイスティングという所も多く、その分沢山のワインを飲み比べられます♪

前回は宿の関係で白ワインがメインだったため、今回は赤、それもシャンボール・ミュジニー村をメインに畑を巡り、何軒かのドメーヌでティスティングもしてきました。

イマイチのものが多かったですが、観光客相手にこの忙しい時期開けてくれているだけでも感謝感謝。

どこかの飼い猫につけまわされつつ村をぶらぶらしていたら、有名どころジョルジュ・ルーミエのドメーヌを発見。試飲などの看板は一切でていなかったので、外から遠慮がちにのぞいてきました。

日本にいるときは全然覚えられなかったドメーヌ名や畑名も、こうして実際に見ると一発で記憶に焼きつくから不思議なものです。

門柱にDOMAINE G.ROUMIERと刻まれただけのシンプルな表札

すこし離れると「ニャーン」と鳴き声をあげながら走ってくる異常に人懐こい子猫。


ボンヌマール

盗み食い

途中の畑でちょっと一粒失敬したりしながら(この罪深き窃盗の罰か翌日夫婦二人で激しい腹痛に見舞われる)、近隣の村をまわりました。

ちなみに特級畑、ボンヌマールのぶどうが一番甘くて美味しかったです。


ヴォーヌロマネ村
ロマネコンティの畑があるヴォーヌロマネ村にも行ってみました。

ロマネコンティの十字架は遠くからでもなかなか目立つのですが、こんな有名な畑にもやはり観光客の姿はなし。でもここだけ立ち入り禁止の看板があったので、たまに観光バスとかが来るんでしょうね。


お約束

注意書きは仏語/英語併記でした

ちなみにドメーヌの規模はピンキリで、ヴォーヌロマネのような村にも、このような家族経営の所もあります。パッと見製材所のようだったので、看板のドメーヌはどこかなとうろうろしていたら、突然奥からお婆さんがいらっしゃ〜い、と手招きしながら登場。味は残念ながらイマイチでしたが、生産工程や貯蔵庫など色々見せてくれて、それはそれで楽しかったです。


おばあさんに招かれるまま、この右側の建物へ。

階段をおりるとステンレスタンクがあり、隣にはなぜか大量の野菜が。たしかに温度も湿度もちょうどよさそう。


写真とっていい?と聞いたら、自慢げにさらに奥のコーナーに連れて行ってくれました。
収穫風景を見ながらボーヌへ戻り、夜は日本食レストランで久しぶりの鉄板焼きを堪能。女将さんお勧めのワイン(ジョルジュ・ルーミエのシャンボール・ミュジニー村名ワイン04年)との相性も抜群で、至福のときを過ごしました。
収穫真っ最中。参加したーい。

ぶどう満載♪
買い出し
翌日はボーヌの町の酒屋を再訪し、たまたまヒマそうにしていた親父さんからたっぷり小一時間ほどレクチャーを受けながらお勧めワインをどっさり購入。そんなに高くない範囲で、ちょうど飲み頃で、且つ比較しながら飲むと勉強になるものを選んでもらいました。

ブルゴーニュは繊細なんだからデキャンタするんじゃない、抜栓後は最低1時間置いてから飲め、飲み残して翌日飲んでもまだ美味しくまた新しい発見があるから下手な保存(バキュバンのようなもの)をするんじゃない、等ちょっと日本ではあまり考えていなかったようなアドバイスも頂戴し、ちょっとしたカルチャーショック。オヤジさんの話を聞いているだけで涎が止まりません♪

あとはワインの香りの成分(果実、花、スパイスなど・・・)を展示している博物館?をのぞいたりしながら撤収しました。



品揃え抜群。

ルイ・ジャドが充実、Denis Perret。

香り博物館(勝手に命名)。12種類の「香り」が展示されています。しかも入場無料。

たとえばこれは赤い果実の香り。目で見ても楽しめます。

酒屋と駐車場を3往復。ルンルン♪

戦利品。
これで我が家のセラーもようやく30本近くになり、大分心が落ち着いてきました。
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