スイス北西端にあるバーゼルは、ドイツ・フランスと国境を接しています。まだ車がなかった7月中旬、徒歩で国境越えに挑戦してみました。

トラムを降りて地図を見ながら歩くこと数分。人家も途絶え、やたら広い道に入りました。車はびゅんびゅん通るものの、人っ子一人歩いていません。

不安になり始めた頃、ライン川に浮かぶ三国国境のモニュメントが見えてきました。近くまでいくこともできるらしいのですが、そんなに興味もないのでそのまま通過。ひたすら国境ゲートを目指しトボトボと歩き続けます。

ぜんぜん人が歩く雰囲気ではない道。
真ん中の細い帆のようなものがモニュメント。実際の三国国境地点は違う場所なんだとか。


スイスからドイツへ

ドイツからスイスへ
炎天下を10分ほど歩いたところでようやくドイツとの国境ゲートに到着。パスポートを握りしめ緊張しながら近づきましたが、係官は徒歩越境者には目もくれず、あっさりとドイツに入国できました。いちいち入国スタンプを押したりしないと聞いてはいたものの、ここまで何もないとは拍子抜け。
ドイツに入ってすぐのところにRhein Centerという大きなショッピングモールがあります。スイスに比べて食料品などが安く、さらに手続きをするとTAXが戻ってくるので、ここまで買出しに来る人も結構多いそうです。
さすがドイツ

これでもかドイツ


ライン川にかかる橋。フランスとドイツの国旗が並んでいます。


なんだかお洒落
Rhein Center横の公園に、ライン川を渡る橋がかかっていました。対岸はフランスです。おもしろそうなので渡ってみることに。

フランス側の町並みはどことなく華やか。レストランの店構えを見ても、スイスやドイツに比べてなんだかはるかに美味しそうです。


スーパーを覗いてみると、ワイン売り場がさすがに広い! バーゼルのスーパーであまりフランスワインを見かけないな〜と思っていたのですが、理由がわかりました。ちょっと足を伸ばせば自分で買いに来られるわけで、わざわざ輸入物として割高なスイスで買う意味がないのですね。
ワイン売り場

ほとんどがフランス産

フランスからスイスへの帰り方をよく調べてなかったため、このあと炎天下を30分ほど歩く羽目になりました。普通は車かバスで行くらしいです。

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