思うこと 第85話           2006年4月28日 記       

医学部学生取材の新聞記事 

 鹿児島大学医学部5年生の西田大輔君は、学業成績が優秀というだけでなく、なにごとにも一生懸命に取り組む好青年である。同君は、鹿児島の地で中学高校時代を過ごし、名古屋大学理学部、理学研究科でタンパク質について研究した後、鹿児島大学医学部に学士編入学している。鹿児島大学の学士編入生のレベルが極めて高いことについてはすでに「思うこと」第49話でふれたが、同君を見ていると、鹿児島大学の学士編入は全国に誇れるものであるとの感を強くする。同君は、「良い医師となる」という目標に向かって勉学・臨床実習に頑張るとともに、ライフワークの合唱、茶道も本格的に研鑽している頼もしい若者である。昨年10月21日から28日にかけて、鹿児島大学ベンチャービジネスラボラトリー主催のシリコンバレーセミナーに参加した際の同君の報告書( http://www.geocities.jp/kgo_ngo/sv.html )は圧巻で、感動したのであった。さて、前置きはこれまでにして、今回、同君が、朝日新聞の企画で学生が作るページに私のインタビュー記事を載せたいと言って教授室にやってきた。30分、同君のインタビューに答えたのであったが、その記事が本日の朝日新聞の朝刊に掲載された(左写真)。 読んで、心底感動した。わずか30分のインタビューでこれほど的確に私が言った事をまとめ上げた同君にびっくりしたのであった。 同君が、いかに私を理解してくれているか、よくわかったのであった。このような若者が周囲の学生を引っ張って行ってくれていることは、嬉しい限りである。