思うこと 第72話           2006年2月4日 記       

変わらぬ私の習性 

 一連の新春読書シリーズで、私の本の“まとめ買い”と、その後の顛末の話をしたが、考えてみるとこの行動は私の“習性”である様な気がしてきた。 

2月1日から日本経済新聞の「私の履歴書」の欄でジャックニコラウスの連載がはじまったが、ニコラウス氏の回顧録を読みながら、私のゴルフの練習・勉強法を思い出し、今回の“新春まとめ買い”と相通ずる共通点に思いが至り、思わず一人笑いしてしまった。
ニコラウス氏のゴルフ道に感動した私はニコラウス氏の書いた本はもとより、実に大量のゴルフレッスン書を買いあさり、それに止まらずニコラウス氏のゴルフレッスンビデオの日本語版を買いあさり、勢いあまって、英語版のビデオもアメリカ出張の折に手に入れ、そして、日本語版、英語版の大量のその他のゴルフレッスンビデオを買いあさったのであった。これほど、熱心に頑張ったけど、その後病院長の仕事が忙しくなった事もあり、継続できず、オフィシャルハンディキャップは11までしかいかなかった話は『私のゴルフ』の『私にとってゴルフとは』で話した通りである。

 このようなやり方は、ゴルフに限らず、例えば一時期硬式テニスに熱中し、家内と2人でテニスクラブに通った時期にも、ゴルフの3分の一ほどの量のレッスン書とレッスンビデオを買いあさって、繰り返しみたことだった。(もっとも、これもまた、仕事が忙しくなって、テニスはやめてしまったのではあったが。)

 ボウリングも同様で、目に付いたレッスン書は全て買って読んだように思う。

パステル画をはじめる時も、売られている最上級品をまず揃えたし、













日本画もまず入門書を買い揃え、独学で開始したし、








岩絵具も完璧を求めた。


このホームページを立ち上げる時も、まず入門書を買って、主なものには目を通し、その後も、必要に応じ読みながら、作成している。

というわけで、考えてみると、いつも同じようなパターンを繰り返しており、人間の習性は、いつまで経っても変わらないものだと、われながら、あきれてしまうのであった。