思うこと 第211話             2007年5月17日        

大学在職最後の講演会


私の大学在職の最後の日(3月31日)の午後に行った日野原先生との市民公開講座については、すでに『思うこと第197話』と『思うこと第202話』で述べたが、実は、その日の夕方、城山観光ホテルで日野原先生は『医学の向かうベクトル』というお話を、私達鹿児島大学第三内科関連の医師達にしてくださった。この日野原先生のご講演は、昼間の市民公開講座のお疲れも見せられることなく、熱気にあふれたお話で、予定された50分を超え、120分に及び、万雷の拍手を後に空港に向かわれた。それに引き続き私は、私の大学在職最後の講演をさせていただいた。私の予定の講演時間の45分の内、幸いなことに日野原先生が30分延長してお話くださったので、私は15分だけ、お話しさせてもらった。私は、話をしながら、本当に感慨無量であった。よく、今日のこの日を迎えられたという感慨と、ここまで私を支えてくださった関係各位に対する感謝の気持ちで、涙をこらえながら、話させていただいた。わずか15分であったので、殆ど感謝の気持ちを伝える雑談となったが、その時使った表紙のスライドのみを示して、締めとする。