個人的出来事 第79話     2007年6月5日 記

日本画、150号の大物に挑戦開始!

 私の日本画はこれまで最大50号( 116.7 cm X 90.9 )で、これまで描いた日本画の大半が50号であった。その理由は簡単で、月に一度の福岡での村居教室に絵を運ぶ愛車オデッセイに積める最大の大きさが50号と思い込んでいたからである。ところが、第2回納光弘展の会場で村居先生が、『君が最も最近描いた“桜島噴火口”はなかなかいい構図だから、これを、150号でもっと大胆に描いたら面白い絵になるかもしれない』と言われたのである。ちなみに、その展示した絵は、20号( 72.7 cm X 60.6 cm )の比較的小さな作品ではあったが、私の最後の作品だけに、私はとても気に入っていたのである。 詳しくは『個人的出来事 第72話』をみてほしいが、ここでも、その絵を再掲する。

No 題名 制作年 技法
74 桜島噴火口 2007年3月18日 日本画第32作目(F20号)

 私自身もこの類似の構図で、もっと、桜島のマグマを感じさせる熱気あふれる大作を描きたいと思っていたので、ぜひとも、150号で描こうと意気込んだ。ただ、このサイズはオデッセイには絶対積めないと考え、どうしたらいいか先生におたずねした。『オデッセイだったら75号まで積めるから、150号を75号に2分割して繋げばいい。』と教えていただき、寸法を測ったところ、75号はまさに“きりぎり”は入る寸法であった! 感動であった! というわけで、私の日本画も、150号への挑戦という新たなステップに入ったのである!
もちろん、まだ、下塗りの段階ではあるが、製作風景をお見せしよう。

上の写真のようにキャンバスを立てかけて描くのは楽であるが、実は、製作の大半は下の写真の様に、キャンバスを床に寝かせて、渡し板の上から描くことが多いので、作業は大変である。30分も描くと腰が痛くなる。

4月以来、財団法人慈愛会の会長としての仕事に就いているので、絵筆の進みはのろいが、でも、時間がかかっても、いずれ完成させて、このホームページ上で皆様に完成品をお見せできる日が来ることと思う。 乞う、ご期待です!