個人的出来事    第54話     2006年9月11日 記

カレンダー用日本画第1作目〜4作目にさらに手を入れたいきさつ


 思うこと 第123話に記した事情で、「松、竹、梅、桜、満月」の5枚の絵を同時進行で描いてきましたが、HPを見た方々からいろいろなご意見をいただき、その中でも次の2人の意見に『そうだ! その通りだ!』と、とっても感動してこれら4つの作品全てに手を入れたのであった。 その意見と言うのは、一つが『最近の君のカレンダー用の4枚の日本画の感想です。絵は、あまり「説明的」、「絵解き」になら ないようなものが私の好みです。言葉で説明できるようなら、絵にする 必要はない訳ですから。花鳥風月とか、四季12ヶ月とか、あまり、 テーマにこだわらない自由奔放な絵でしか伝えられない「絵」を期待し ています。カレンダーに依頼された事情から、仕方ないとは思いますが、静謐かつ情熱的な君の続作を期待しています。』 もう1人の意見は『納君の絵のファンクラブの一員として、一言。 これまでの群青の世界、赤い桜島の世界、フィヨルドの静寂、桂林夜景、そしてオーロラと私は、本当に感動とともに見てきました。 ところが、今回のカレンダー用の日本画は、これまでと違い感動が伝わってきません。 テーマが決まって描いているから仕方ないのかな?』 私は、『そうだ、感動を伝えるという原点に立ち返ろう!』と決心したのでした。それぞれの絵のスケッチの時の感動を思い起こしながら、テーマを離れて『感動を伝える』ことに的を絞って筆を追加したのです。 そして、とうとう、今朝4作全ての絵が完成したのです! 今回は感動を乗せれた、感動を伝えれる、そんな気がします。 少なくとも、私自身はこれらの絵に今度は感動しています。 では、手を入れた後の作品を次の55話から58話、第一作目の梅(3月用)第二作目の竹(6月用)第三作目の桜(4月用)第四作目の満月(9月用)をご覧くださいす。