個人的出来事 第127話     2011年11月9日 記

徳之島病院新病院に飾る日本画が完成しました。
 
ーお披露目は『第66回南日本美術展』にてー

公益財団法人慈愛会徳之島病院は現在新しい病院を建設中ですが、その新病院に飾る日本画の制作を末満 純一院長から依頼され、感激して2年程前から制作に励み、このほど完成しましたので、下にお示しします


『漁り火(いさりび)』  130 cm × 170 cm

昨年の秋、日展に入選した『明けゆく』は、この徳之島新病院の日本画を描くための数多くの下絵の中から日展という公募展用に工夫を加えて制作し、応募・入選したものです。

さて、徳之島新病院用のこの絵には、『徳之島を代表する風景を描いてほしい』という末満 純一院長の強い希望があったので、私が徳之島の景色の中で一番気に入っていた『むしろ瀬』を描きました。  日展に入選した『明けゆく』よりも熱をいれて描き、私の情熱の全てを打ち込んで描いたので、日展入選作品を凌駕する作品が出来たと、私・個人的には自分の絵にとても満足したのでした

この絵を徳之島に移動した後は鹿児島市内でお披露目をする機会がなくなることを考慮し、何かお披露目のチャンスはないものか考えていましたところ、タイミングよく
第66回南日本美術展』募集があったので、10日ほど前に応募・搬入してみました。 この絵は『明けゆく』
とは異なり、公募展用の書き方をしていなかったので(公募展にはそれなりの工夫が必要)、そしてまた、この『南日本美術展』という公募展は入選が難しいとの定評があったので、入選は難しいだろうな、と半ばあきらめていたのでしたが、今日(11月9日)の南日本新聞の朝刊で入選者の発表があり、何と、嬉しいことに入選者の中に私の名前がありました。 お披露目の機会が実現したのです!

第66回南日本美術展』の開催期間は以下の通りですので、時間の取れる方はお運びいただければ幸いです。

尚、会場は黎明館1階、2階、鹿児島市立美術舘の3か所に分かれていますが、私の日本画は黎明館1階の中央付近に展示してあります。