個人的出来事 第125話 2011年8月29日 記
雪の桜島・夜景−8号の小さな絵に挑戦
これまで鹿児島市街方面から眺めた雪の桜島の夜景は50号と20号の比較的大きな2作品であったが、この度、8号の小さな絵に挑戦した。
お世話になった尊敬する先輩から「私の自宅から撮影した雪化粧の桜島のこの写真の風景を納先生の持ち味の群青色の夜景で描いてもらえないか、自宅に飾りたいので」とのお話しがあり、ご自宅の掛ける場所にあわせて、8号という小さなサイズの絵に挑戦したのであった。私は自分が納得のゆく絵でないと差し上げないことにしているので、「万一、いい絵が出来た場合ということで、出来なかったときはご勘弁ください」との条件付きでお引き受けしたのであった。
先輩のご自宅は、市内と桜島の絶景を一望できる小高い山の中腹に位置していたので、お宅の近くの高台からスケッチを繰り返した。完成までに時間がかかったが、このほど完成しお渡ししたのがこの絵である。
『雪の桜島・夜景』 8号 日本画