ボウリング珍事 2005年11月26日 記
昨日夜は、私達の第三内科教室の第一回納杯ボウリング大会が行われ、久しぶりに燃えた。最近繁華街のど真ん中にオープンしたばかりのボウリング場で行われ、私は投げたことがなかったので、レーンコンディションをつかむため、始まる1時間前には会場に着き4ゲーム投げた。この間、幾つかの珍事があった。まず、投球を始めたとたん、極端にレーのすべりが遅いことに気づいて、係りに聞いたところ、『ここのボウリング場は素人さんを相手にしているので、滑って転ばないように滑べらないように仕上げてあります』とのこと。でも、これではボウリングにはならないので、滑り粉をシューズに塗っていいか聞いた。予想通り、答えは『レーンにシューズの粉がつき、折角遅くしてある助走レーンが早めになっては困るので、それは禁止されています』とのこと。これは、ボウリング場の方針なので、もちろん従った。私のシューズは、多くのマイボウラーが愛用している滑り具合を6種類(左の図を参照ください)に調節できるシューズだったので、最も早い靴底にワンタッチで張替え、問題は解決された。すなわち、これまで使っていた白底(右図左側)を黒いSマジック(右図右側)に張り替えたのである。
さて、練習を開始して、これまで経験したことのない不思議な現象に遭遇した。真ん中からスパットめがけて投げた結果ではこのレーンは相当遅いと思ったのに、右端に残ったピンを左側端から取りに行くと、決まってガーターに落ちる。いつもの感覚より左端から投げる時は板目5枚ほど内側から投げないとうまくいかないのである。中心部と端でレーンのスピードが板目5枚ほども異なることは、これまで経験がなかったので全く面食らってしまい、結局、わけがわからず、頭が混乱したまま、試合に突入したのである。最近、私のボウリングの調子は悪くなく、先日も学生とのボウリング同好会の例会(納杯)で優勝しているので、今日も密かに優勝を意識していた。2ゲームトータルでの勝負であった。1ゲーム目はダブルとターキーが出て、調子は絶好調ともいえ、すわ200点アップと燃えたのだが、残念ながら先ほど来の混乱をひきずってスペーアーミスが多発して、結局1ゲーム目は192点に終わった。結局、本日の私の混乱の原因に気づいたのは2ゲーム目がはじまった直後のことである。何と、今日投げている助走レーンのドットは7個あるではないか!これまで私が投げてきたレーンはすべてドットは5個であった(右図)から、今日のレーンは左図の赤の矢印の2個が余計に存在していたのである。。まさに、ガーンであった! 私は右端のスペアを取るときには、靴位置を左端のドットに合わす投げ方を採用しているので、この赤矢印のドットに合わせれば、まさに板目5枚ずれて、ガーターに直進するのは当然での帰結であった。ここで、頭を調整できれば、問題なかったのであるが、残念ながら昨夜の私は、逆にペースをくずし、2ゲーム目はガタガタになり、それまで多発していたストライクまでもが出なくなり、悲惨な結果となった。それでも、準優勝をはたし、その後の打ち上げでは、美酒に酔わせてもらった。
ともあれ、われながらうかつな珍事であった。