魔女界にプロ野球チームを作ろう!!
第27話「個性派色々魔女界のドラフト会議」
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ニューヨークの魔法堂ではももこがマジョバニラにお菓子作りの猛特訓を受けていた。
マジョバニラ「ももこ!おい、焦がしているぞ。一流パテシィエになるにはまだまだ技術を磨かないといけないぞ!わかっているのか」
ももこ(マジョモンロー…。絶対、私は一流になってこのお店を引き継いでいくから。どんなに特訓がつらくても、思い出があるから頑張るよ。天国から見守ってね)

匠はそれぞれの団員たちの状況を風呂で考えていた。メールで帰宅前に3人から携帯にメールが来たからである。匠はミーナにメール内容を伝えた。
ミーナ「みんな、頑張ってるね。飛鳥さんのお店に今度行ききましょうよ。美菜にも歯が生えて来たんだしさ」
匠「そうだな。秋先の試合から姿が見えんしな。心配だから行ってみよか」

美菜と匠とミーナとどれみは魔女界への扉をくぐった。ニューヨークのお店に通じる扉から外に出て店内に入る。
匠「オッス、飛鳥。久しぶりだなー。元気だったか?」
マジョバニラ「いらっしゃい。さあ、席にどうぞ」
と言ってマジョバニラは匠一家を窓際の席に案内し、美菜の為に赤ちゃん用の椅子を持って来てくれた。
マジョバニラ「ご注文は?」
ミーナ「この子にはホットケーキ。私はコーヒーとショートケーキで」
匠「じゃ、俺は…飛鳥!おめえが焼いたチーズケーキとアメリカンコーヒーで良い」
マジョバニラ「以上でよろしいです?」
匠「ああ。オーケーだな」
ミーナは立ち上がって厨房に入った。
ミーナ「飛鳥さん、匠はかなりの食通で甘党よ。気をつけてね」
ももこ「ミーナさんわかりました。情報ありがとうございます」

15分後…
ももこ「匠さん、お待たせしました。ご注文のチーズケーキです」
匠「遅いよ」
と言って、匠はチーズケーキにフォークを入れた。ももこの心臓が高鳴る。
匠「ん。うまいぞ!なかなかやるやん。飛鳥、この調子で頑張れ。一人前になった時は真っ先に呼べよ。その時を待つとしよう。マジョバニラさん、ご馳走になったな」
ミーナが$(ドル)で支払いを済ませた。
どれみ「ももちゃん見ないうちに腕を上げたな。絶対、ももちゃんなら資格取れるよ」
匠「ほうじゃ。あいつなら大丈夫だよ」
ミーナ「少し、素朴だったわね。あのお店は」
匠一家とどれみはニューヨーク市内のホテルに向かいながら会話した。

***続く


−次回予告−
どれみ「ニューヨークはかなり落ち着いたわね」
ミーナ「でも、犯罪件数は全米ワースト記録よ」
匠「次回の魔女野球はニューヨークからお送りします」
ももこ「次回、魔女野球『ももこの友情!』心の直球あなたに届け」

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