魔女界にプロ野球チームを作ろう!!
第13話「おんぷのボランティア!!」

 おんぷは美空旧MAHO堂にボランティアの会社(?)をマジョルカの援助で立ち上げた。
おんぷ「肌着、全部箱詰めしたわね」
匠「ああ。フリーズドライの食品やインスタントラーメンなど色々詰めたよ」
ミーナ「今、ハワイに連絡したわ。親戚や知りあいが古着を用意するって」
どれみ「困った時はお互い様だよ。ハナちゃん、大丈夫かな心配だよ」
こがね「みんな、そしてミーナさんもありがとう」
匠「おい、おい。わしらだけじゃないぞ。日本政府はこの件で、陸上自衛隊に人道支援で出動を要請。広島の海田にある施設隊及び、大型重機を使用した作業するそうだ」
こがね「本当に自衛隊が魔女界に入るんですか?」
匠「社会部の先輩からそう聞いた。間違いないだろう。さらに、備蓄米3トンを食料支援として送るそうだ。北朝鮮の次は魔女界だろう。小泉さんならやってくれる。これが第一歩だろうな」
こがね「うん!」

 その頃魔女界では、市民と政府(自衛隊)が一丸となって復興に協力した。草色の大型トラックが魔女界の道に停まった。
「全員下車!」
という号令と共に深緑色の服とヘルメットをかぶった屈強な男たちが次から次へと降りて来て、整列した。その数は千人ほどになった。山崎三佐は魔女の最高権力者のハナに敬礼した。そして
「これより、作業開始いたします!そして私が当支援部隊隊長の山崎順次と申します」
と言った。

おんぷ「あ、自衛隊の方が魔女界に着いたようね。テレビでやっているわ」
女性アナ「先日、魔女界に向け出立していた自衛隊が今日、任地に到着し…」
匠「ミーナ、そしてこがね選手は練習場に行った方がいいな。後はわしらがやっとくよ」
こがね「そうね」
ミーナ「後よろしくお願いします」

 魔女界。自衛隊の作業は続いていた。仮説住宅の建設や瓦礫類の撤去、道路の舗装工事、衛生器具のマシンガンを持った隊員の護衛などを行った。

***

 その頃、ホエールズは破竹の15連勝中だった。エース纏や苫米地がフル稼働しての記録だった。魔女界にもテレビがおかれ声援を送る姿は笑顔だった。1点を入れる度に歓声が沸いた。そして…

“優勝”

 ホエールズの優勝で魔女界の人たちに笑顔が溢れ励ましになり、「ホエールズが元気にしてくれた」という声もあった。


−次回予告−
ミーナ「魔女界の人たちの希望になって良かった」
こがね「皆さん、魔女界を励ましてくれてありがとう」
どれみ「日本一になって、もっと頑張ろう!」
おんぷ「次回魔女野球。『日本一なるか!執念の日本シリーズ』心直球あなたに届け!」

リストに戻る