まだまだ!?おジャ魔女どれみ
第34話『ハナちゃんの魔法』
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ハナ「ねぇ、マジョリカ、ハナちゃん暇だよ〜?」
マジョリカ「なんだ、ちょっとはおとなしくしてろ。」
ハナ「暇〜暇〜。」
マジョリカ「ええい、うるさい!こがねのところにでも行って遊んでもらって来い!」
ハナ「・・・は〜い。」
ララ「ちょっとマジョリカ、そんなに怒鳴らなくても良いでしょ?」
ハナ「ララ、大丈夫だよ。マジョリカ忙しいみたいだからね。」
ララ「そう、なら良いけど・・・。」
ハナ「というわけで、ハナちゃん遊びに行って来ま〜す。」
ハナはそう言って元気よく出て行った。
マジョリカ「元気の良い奴じゃな。」
ララ「そうね、今が一番元気な年頃だと思うわ。」

***

ハナ「ねぇ、トト、そういえばさ、こがねの妖精ってどんなんだっけ?」
トト「・・・トトト〜?」
トトは首を傾げる。どうやらこがねの妖精を見た覚えが無いようだ。
ハナ「見たこと無いよね〜、見せてもらおっか!」
トト「トト、トト。」
頷くトト。っと、突然ハナたちの居る右上の方からカメラのフラッシュのような光が一瞬放たれた。
ハナがそっちの方を見ようしたその時、ハナの足がすべった。
ハナ「う、うわぁぁぁ!」
『ドッテ〜ン』
ハナ「あいたたた・・・。」
???「キャハハハ・・・・。」
ハナ「へ?」
いきなり聞こえてきたその笑い声の方を見ると、ハナと同い年くらいの女の子がいた。その少女の居る場所は、ちょうどカメラのフラッシュのような光が見えた方向だった。そしてその少女は、ハナと目が合うと、慌ててその場から逃げていった。
ハナ「あ、ちょっと・・・行っちゃった。」
ロロ「ロロロ〜?」
妖精たちが心配してハナの前に集まってくる。
ハナ「心配してくれてるの?ハナちゃんは大丈夫、痛っ・・・。」
ハナのひざには擦り傷が出来ていた。
ニニ「ニニニニニ〜!!」
ハナ「だ、大丈夫だって、それよりこがねの所に早く行こう、傷の手当てもしてもらえるよ。」
ハナはそう言ってこがねのもとへ急いだ。

***

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