まだまだ!?おジャ魔女どれみ
第33話『ママに会いたい』
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日本時刻、12月31日23時。
どれみたちは美空市のとある神社に集まっていた。
どれみ「いや、本当にビックリしたよ、まさか今年最後にみんなと会えるなんてさ。」
さつき「本当だよね。」
しずく「今年もあと1時間かぁ・・・。」
はづき「1年って過ぎてみれば本当にあっという間よね。」
あいこ「ほんまや、ついこの間こがねちゃんが魔女界に帰っていったばっかりな気がする。」
こがね「私もみんなとお別れした日がついこの間のような気がするよ。」
おんぷ「それにしても、ハナちゃん大きくなったわよね。」
ハナ「ハナちゃん大きくなった〜。」
ももこ「はは、みんな同じこと言うね。」
どれみ「そういえば、おんぷちゃんって今夜はお仕事ないの?」
おんぷ「さすがに大晦日と正月くらいは休みたいもの、昨日までに頑張って仕事を終わらせてきたわ。正月の特別番組の収録も、もう終わったしね。」
ももこ「え、お正月の特別番組の収録がもう終わってるの?」
おんぷ「うん、その番組は生放送じゃないから。」
しずく「ふうん、じゃぁ、その番組を収録してるときってまだ年が明けてないのに『あけましておめでとう!』って言うわけ?」
おんぷ「そうよ、でも年明けに関わらずそういういことはよくあるけどね。」
さつき「水曜日の放送を月曜日に撮ったりする時とか?」
おんぷ「そうそう、月曜日なのに『今日は水曜日』って言わなきゃいけないのよね。」
ももこ「あ、みんな、見てみて!」
はづき「ももちゃん、どうしたの?」
ハナ「あ、笑う月だ〜!」
どれみ「あの月を見るとなんだか懐かしいなぁ・・・。」
はづき「本当よね、今まであの月が昇る晩は決まって魔女界に試験を受けに行ったりしてたのよね。」
あいこ「懐かしいなぁ〜、あの頃は魔女になりたくて必死やったな〜。」
おんぷ「そうね・・・もし私が魔女見習いじゃなかったら、みんなとも仲良くなってなかったかもしれないい・・・。」
はづき「おんぷちゃん・・・。」
ももこ「私も・・・私が魔女見習いじゃなかったらみんなと仲良くなってなかったと思うな。」
こがね「私は・・・。みんなが魔女見習いじゃなかったら・・・。友達がいないままだったと思うな。」
どれみ「こがねちゃん・・・。」
あいこ「それやったら、私らかて、自分が魔女見習いやなかったら、まずハナちゃんとも会ってなかったやろうし、それ以前にどれみちゃんやはづきちゃんともただの知り合いとして終わってたかもしれん。」
しずく「私たちも魔女見習いになって・・・いろんなことがあったなぁ。ね、さつきちゃん。」
さつき「うん、そうだね。」
どれみ「そういえばみんな魔女見習いだっていう共通部分があったんだよね・・・。」
ハナ「ハナちゃんとこがねは魔女だよ〜?」
おんぷ「ハナちゃんだって魔女見習いを1年だけやってたでしょ?」
ハナ「あ、そっか。」
どれみ「私さ・・・みんなと会えてよかったよ。」
あいこ「何言うてんねんな、私らかて同じやで。」
はづき「そうよ、どれみちゃん。」
おんぷ「みんな、みんな私の大切な友達。」
ももこ「Yes , Friends are the most important things for me.」
しずく「どれみちゃん。」
どれみ「え、何?」
さつき「私たちも、どれみちゃんみたいな友達に会えてよかったと思ってる。」
どれみ「・・・うん。」
こがね「私はどれみちゃんたちのおかげで魔女界でも友達できたからさ。」
ハナ「ハナちゃんも、どれみのこと大好きだよ〜。」
どれみ「ハナちゃん、ありがとう。」
ドド「ドドド〜。」
レレ「レレ〜。」
はづき「レレたちにもいろいろとお世話になったりしたわよね。」
あいこ「私らの変わり身になってもらったりしてな。」
おんぷ「でも、ロロたちも元気そうで良かったわ。」
ロロ「ロロ〜ロロロロロ〜。」
ももこ「あ、もう11時58分!もうすぐ年が明けるよ!」
どれみ「本当だ、もうこんな時間かぁ。確か向こうのほうでカウントダウンやってるから、行ってみよう。」
神社の奥のほうへ行くと、凄い人だかりが出来ていた。
どれみ「凄い人だね。」
はづき「大晦日だものね。」
すると、何処からともなく、数字を数える声が聞こえてきた。
時計を見ると、23時59分─。
どれみ「私たちも数えよう、23、22、21・・・。」
はづき「20、19、18、・・・。」
あいこ「17、16、15、・・・。」
おんぷ「14、13、12、・・・。」
ももこ「11、10、9、・・・。」
しずく「8、7、6、・・・。」
さつき「5、4、3、2、・・・。」
ハナ「1!」





『新年あけましておめでとう!』





***続く


次回予告
どれみ「魔女界のとある場所でハナちゃんは一人の魔女の女の子と出会います。その子はハナちゃんと同い年くらいの子なんだけど、いろいろいたずらをして大人の魔女たちもちょっと迷惑がっているみたい。その子に対してハナちゃんは・・・。」
ハナ「次回、まだまだ!?おジャ魔女どれみ、『ハナちゃんの魔法』、ポ〜ロリンピュアリ〜ンみんなに〜届けぇ!」

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