まだまだ!?おジャ魔女どれみ
第30話『ももこ、最後の選択!?』
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しずく「あれ、どれみちゃん、これって・・・。」
休日にどれみの家に遊びに来ていたしずくはどれみの机の上である物を見つけた。
どれみ「あぁ、これ?もうすぐ中学3年生だしって、ついこの間買ってもらったんだ。」
さつき「へぇ〜、携帯電話かぁ・・・。そういえば、実は私ももってるんだよね。」
どれみ「え、そうなの?」
さつき「うん、塾行ってると夜遅くなっちゃうからって。」
どれみ「そうなんだ、あ、じゃあ、メールアドレスと電話番号教えてよ。」
さつき「良いよ。」
さつきはそう言ってどれみの携帯のアドレス帳に自分のメールアドレスと電話番号を打ち始めた。その様子をしずくが羨ましそうな目で見ている。
しずく「良いなぁ、私もほしいなぁ。」
どれみ「しずくちゃんも欲しかったらダメもとでお母さんに言ってみたら良いじゃん。」
さつき「そうだよ。意外とすんなり買ってもらえたりするかもよ。」
しずく「そうかなぁ・・・。」
どれみ「あ、そうだ、おんぷちゃんが風の精霊を見つけたって話、みんなにしていてって言われてたんだ、忘れてたよ。」
しずく「え、そうなの?へぇ〜、じゃぁ、残りの精霊はあと1人だけね?」
さつき「そういえば、私たちまだ一度も精霊を見たこと無いよね・・・。」
どれみ「そういえばそうだっけ、でも、最後の精霊は、私たちの手で見つけたいね。」
さつき「そうだね。」
しずく「えっと、今までに見つけたのが・・・あいちゃんが水の精霊、ももこちゃんが森の精霊、はづきちゃんが炎の精霊で、おんぷちゃんが風の精霊だから・・・あとは・・・何の精霊だろう?」
どれみ「さぁ・・・水、森、炎、風ときたら・・・。」
さつき「雷・・・とかじゃない?」
しずく「うん、なんかそれっぽいよね。」
さつき「でも、精霊ってなんでみんな日本に居るんだろう・・・森の精霊はアメリカに居たみたいだけどさ・・・。」
どれみ「そうだよね。でも、おんぷちゃんもはづきちゃんも言ってたけど、精霊の人はみんな自分たち精霊を探している人が居ることを知ってるみたいなんだよね。」
さつき「それで精霊を探している私たちのいる日本にみんな集まって来るってわけ?」
どれみ「そんなところだと思うよ。」
しずく「ということは、最後の精霊さんも日本に居る可能性が高いってことだよね?」
どれみ「うん、そうだね。頑張って見つけよう。」
さつき「あ、今何時だっけ・・・?」
さつきは慌てた様子で時計を確認する。
どれみ「今?5時くらいだけど・・・。」
さつき「大変、私6時から塾があるんだった、ごめん、今日はもう帰るよ。」
どれみ「塾か・・・大変そうだね。」
さつき「ううん、行けば結構楽しいもんよ。」
どれみ「そうなの?」
しずく「さつきちゃん帰るのか・・・私もそろそろ帰ろうかな・・・。」
どれみ「そうだね、よく考えたらもう5時なんだからね。」
窓の外を見ると、もうすでに辺りは真っ暗になっていた。
しずく「うん、じゃぁ私も帰るよ。今日は楽しかったよ。」
帰宅準備ができて3人は階段を降りながら話している。
どれみ「また遊びに来てよ。」
さつき「うん、それじゃぁ、またね。」
しずく「バイバ〜イ。」
どれみ「バイバイ。」
さつきとしずくはそう言って家に帰っていった。

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