おジャ魔女どれみ+α
第32話「再会!」
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あいこ「そっか。あれからマジョリカとは会ってへんかったしな・・・。」
マジョリカ「うむ。とりあえずじゃ。わしは4年近く世話になったことじゃ。お前達に激励をしに来たんじゃ。あいにくお土産はないがな。」
どれみ「そうだったんだ。」
マジョリカ「わしは4年間もお前達を見ていたんじゃ。お前達ならきっとまた魔女界を変えてくれる。わしはそう信じておる。」
あいこ「マジョリカ・・・。」
どれみ「なんかセリフがマジョリカらしくないや・・・。でも・・・。わざわざありがとう。」
マジョラッタ「マジョリカとやらそれで、魔女見習い試験は来週あるといっておったが?」
マジョリカ「うむ。女王様から直接聞いたんじゃ。間違いないじゃろう。」
しずく「ということは・・・来週は頑張らないとね。」
さつき「本当。久々の試験だけど、焦らず慎重にいかないとね。」
こがね「今度はどんな試験なのかな?」
あいこ「私らんときは確か・・・。」
どれみ「足の速いカメと勤勉なウサギとの障害物競争だったよね?」
マジョリカ「よう覚えておるのう。そういえばそうじゃったな。」
あいこ「ハナちゃんときもそれやったけど、今回はどうなんやろ?」
マジョラッタ「試験内容は今のところすべて変わっておるからのう・・・。なんとも言えぬのう。」
しずく「どんな内容の試験だとしても、私たちは全力でいくから、大丈夫だよ。」
さつき「うん。大丈夫だよ。」
こがね「私もみんなと一緒だったら絶対に大丈夫!」
マジョリカ「頼もしい子らじゃのう。」
どれみ「そういえばマジョリカはいつまでここにいる予定なの?」
マジョリカ「うむ。そのことじゃが・・・わしもいろいろと用事があっての。まぁ今回はお前達に会いに来るのが目的じゃったから。今日はもう帰ろうと思っておる。」
どれみ「そうなんだ・・・。」
マジョリカ「でもまたいつか来る。心配するな。」
どれみ「うん。分かってるよ。」
マジョラッタ「しかし、しずくたちも残る試験はあと4回か。」
リリム「はやいのか遅いのか良く分からないけど、あと4回、頑張ってね。」
しずく「うん。」
どれみ「あ、でも、その前に魔女ガエルの呪い解いちゃったらどうなるの?」
あいこ「それもそうやな。わたしらん時みたいに自分らでマジョラッタ達をもとの姿にもどさんなんのやろか?」
マジョラッタ「お前等の時?」
マジョリカ「わしが魔女ガエルになったときは、魔女ガエルの呪いが解かれてもわしだけもとの姿に戻れんかったんじゃ。なんでも、わしらだけ特別にどれみたちに呪いをとかせるようにという先々代の女王様の妖精の計らいでな。」
マジョラッタ「なるほどのう・・・。まぁ、どちらにせよ、わしもお前達ならやってくれると信じておる。」
しずく「マジョラッタ・・・。」
どれみ「ってあぁぁ!」
さつき「どうしたの?どれみちゃん。そんな声出して・・・。」
どれみ「どうもこうも、もう7時回ってるよ!!」
 時計を見ると、その時計は7時15分近くを指していた。
どれみ「早く帰らないと・・・!」
しずく「本当。親に怒られちゃうわ。」
どれみ「それもあるけど・・・。」
さつき「また誰かとお話?」
 どれみは照れながら笑っている。
こがね「ははは・・・。とにかく急いで帰らないとね。」
どれみ「それじゃぁマジョリカ、またいつかね!」
マジョリカ「あぁ、またな。」
 どれみはそう言うと、魔法の扉の奥に消えていった。あいこもまた、帰っていった。
マジョリカ「あやつらもまた一段と成長したようじゃな。」
マジョラッタ「当然成長するじゃろう。まだ中学1年生じゃからな。」
 外はもうすっかりと日が暮れていて、空には月が輝いていた。

***続く


次回予告
しずくたちに久々の魔女見習い試験!もちろんしずく、
さつき、こがねはこの試験に挑戦するが、難問試験に四苦八苦!?
次回、『久々の試験!』お楽しみにね!
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