おジャ魔女どれみ+α
第31話「夏の魔法(後編)」
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どれみ「もう三時か・・・。でも、楽しかったね。」
ももこ「I had a good time . 今日はほんと楽しかったよ。」
あいこ「ももちゃん、明日も来るん?」
ももこ「うん。明日も来ようと思ってる。明日も学校は休みだし、時差の関係で明日の昼帰っても十分休む時間はあるからさ。」
どれみ「そっか。じゃぁ私の家に泊まっていったら?」
ももこ「え、いいの?」
どれみ「うん。わざわざ一回帰ってまた来るのも大変だろうしさ。」
ももこ「Thank you very mush . お言葉に甘えてそうさせてもらうよ。」
おんぷ「私は明日は無理かな・・・。ラジオ番組の収録があったと思うから。でも、そのかわりみんなで私の分まで楽しんどいてね。」
どれみ「うん。分かったよ。」
しずく「えっと、明日も九時からだったっけ?」
さつき「そうだったと思うけど・・・。」
こがね「じゃぁ、はづきちゃんとあいちゃんはまた今日みたいに九時に校門のところで待っててよ。」
あいこ「分かった。」
はづき「うん。」
さつき「それよりさぁ、今日も魔法堂行かないと駄目だよね・・・?」
あいこ「行かんとマジョラッタが怒るからなぁ・・・。」
しずく「じゃぁ後片付け終わったら・・・。」
どれみ「あ、あのさ・・・ごめん。私、今日はちょっと用事があるんだ。」
ももこ「用事?」
どれみ「あ、すぐ終わると思うからももちゃんは先に私の家に行ってて。ごめんね。」
ももこ「うん、分かった。」
どれみ「じゃぁ・・・。」
 どれみはそう言って校舎の中に入っていった。
しずく「用事って学校であるのかな?」
さつき「さぁ・・・。」
ももこ「そういえばどれみちゃんさっき・・・。」
おんぷ「ももちゃん、何か知ってるの?」
ももこ「いや、詳しい事は私にもわからないけど、どれみちゃん見つけたときに、どれみちゃん、小竹と何か話してたみたい何だけど・・・。」
あいこ「小竹と?」
ももこ「うん。それで何話してたのって聞いたら、なんでもないって・・・。」
おんぷ「妖しいわね。それ。」
こがね「お、おんぷちゃん?」

***

 屋上の扉の前にどれみは立っていた。
どれみ「小竹、もう来てるのかな・・・。」
 どれみがおそるおそるトビラをあけると、一人の少年がいた。
 その少年は、扉の開く音に気付いて振り返った。
小竹「あ、どれみ・・・。」
どれみ「何なのよ・・・話って。」
小竹「それは、その・・・。あの手紙の話だよ。」
どれみ「・・・。」

【回想】

 桜の舞う中を走って海岸までやってきたどれみは、小竹の前に立って言った。
どれみ「これ、読んでください。」
小竹「な、何で敬語なんだよ。」
どれみ「いいから、いいから。そ、それじゃぁね。返事待ってるから。」
小竹「あ、おい・・・。何なんだよ・・・。」

***

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