おジャ魔女どれみ+α
第26話「美空中の体育祭!」
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どれみ「え、体育祭?」
さつき「うん。今度の日曜日だって。」
しずく「さつきちゃんって何の競技に出るんだっけ?」
さつき「私はえっと・・・陸上の部の100m走と女子200mリレーに男女混合リレー。あと団体競技の綱引き・・・の4つだと思うよ。」
どれみ「水泳の部は出ないんだよね?」
さつき「うん。私、泳げないし、水苦手だからね。」
しずく「えっと、私は・・・陸上の部は100m走と団体の綱引きでしょ、水泳の部は50m自由形と女子25mメドレーリレーの平泳ぎ。どれみちゃんは?」
どれみ「私は確か・・・100m走と綱引きと台風の目リレーと、水泳の部の50m自由形だったとおもうよ。」
こがね「私は・・・なんだったかなぁ?」
さつき「こがねちゃんは・・・100m走と綱引きは全員だし・・・。あと女子200mリレーと水泳の部の・・・。」
こがね「そうそう、思い出した。水泳の部は100m個人メドレーだよ。」
どれみ「体育祭ってクラス対抗なんだよね?」
さつき「うん。1年1組から3年1組が赤組で、2組が白組、3組が青組で4組が黄組だよ。」
しずく「ちょっと楽しみだね。」
こがね「でも、さつきちゃんっと午後ってずっと暇なんじゃない?」
さつき「そうね。午後は水泳の部だけだから。」
どれみ「でも午前中大変だよね。」
さつき「まぁ大丈夫よ。陸上の部は任せといて。」

***

あいこ「今度の日曜日体育祭なんや。」
どれみ「うん。」
あいこ「私、応援に行こうかな。」
しずく「来てくれたら嬉しいけどね。」
こがね「あいちゃんの学校、体育祭いつなの?」
あいこ「私ん所は10月入ってからや。」
マジョラッタ「世間話はいいからさっさと配達に行って来い。」
さつき「はい、はい。」

***

 そして体育祭当日・・・。
校長「本日は体育祭日和のいい天気となりました。1年生は最初の、3年生は最後の体育祭です。みなさんが精一杯頑張って今日この学校内が熱気に包まれる事を期待します。」
どれみ「頑張ろう、みんな。」
しずく「うん。」
さつき「えっと、プログラムは・・・。」
 さつきは手提げの袋から体育祭のプログラムを取り出した。
さつき「最初は100m走ね。そのあとが男子の250mリレー。」

***

先生「位置について、よ〜い・・・」
 体育の先生である宮川先生がピストルを撃つ。すると8人の生徒達が一斉に走り出す。そうこうしているうちにどれみが走る番が来た。すでにしずくとこがねとさつきはすでに走り終えていた。さつきは1位、しずくとこがねは2位だった。
しずく「どれみちゃん頑張って〜!」
どれみ「任せといてよ。」
先生「位置について、よ〜い・・・」
 宮川先生がピストルを撃つと同時にどれみは全速力で走り始めた。コーナーを曲がったあたりで勝負は見えていた。どれみは前から3番目を走っていた。先頭を走っているのは頭に赤いハチマキを巻いた工藤むつみだった。そしてどれみはそのまま3位でゴールした。
どれみ「はぁはぁ。やっぱりむっちゃんは速いよ。」
むつみ「どれみちゃんも速かったよ。」
どれみ「そう?」
むつみ「あ、私得点係りの手伝いしなきゃいけないから。じゃぁ。」
どれみ「あ、うん。じゃぁね。」
 むつみそそう会話を交わしたあと、どれみは黄組の席に戻っていった。

***

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