おジャ魔女どれみ+α
第22話「ハナちゃん誘拐の謎」
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マジョムーン「ぐぅぅぅ。」
どれみ「みんな、今のうちにマジカルステージで・・・。」
 全員どれみのほうをむいてうなずいた。
さつき「ハナちゃん。ちょっとどいててね。」
ハナ「だ〜う。」
 どれみたちはマジョムーンを中心にして位置についた。
どれみ「ピ〜リカピリララ のびやかに〜!」
はづき「パイパイポ〜ンポイ しなやかに〜!」
あいこ「パメルク〜ラルク〜 たからかに〜!」
おんぷ「プ〜ルルンプルン すずやかに〜!」
ももこ「ペルタンペットン さわやかに〜!」
ぽっぷ「ピピット プーリット ほがらかに〜!」
しずく「ピルル〜カポルル〜カ すこやかに〜!」
さつき「ポルパータルナータ したたかに〜!」
こがね「プラットフォルン おごそかに〜!」
全員「マジカルステージ!マジョムーンを捕まえて!」
 するとマジョムーンの周りに頑丈な柵が現れた。
どれみ「やったぁ!」

***

 その後女王様たちがやってきて、マジョムーンを捕まえていった。
女王様「ありがとうございました。みなさん。」
どれみ「あの、女王様、さっきのひと、MASIC BLUEの光で苦しんでいたみたいなんですけど・・・。」
女王様「それは・・・もしかすると彼女は月の魔法をつかうのでは?」
おんぷ「どうしてわかるんですか?」
女王様「昔から月の魔法をつかえるとMASIC BLUEなどの特殊な光に弱いといわれています。」
しずく「でも、月の魔法って何なんですか?」
女王様「月の魔法は、月の力を源とします。」
さつき「月の力?」
女王様「月の力は全ての人が持っている力ではなく、生きていく中で自分が受けた負の影響を源とし、それが力となるのです。」
どれみ「????」
あいこ「・・・どれみちゃん、周りにいっぱい?マーク飛んでんで。」
女王様「す、少し難しすぎましたか・・・。分かりやすく言うと、嫌な思い出や憎悪の感情を源とした力、これが月の力なのです。」
ぽっぷ「でもあんまりその力、月って感じじゃないですよね。」
女王様「えぇ。月は闇夜にしか見えません。そこから名がきているものだと思われます。」
さつき「ようするに闇の力ってわけですね。」
女王様「はい。」
どれみ「それで月の魔法というのはどういう魔法なんですか?」
女王様「まず、月の魔法は禁断の魔法です。なぜならその魔法を使ったものの命を削って使う魔法だからです。」
はづき「そこまでして月の魔法を使うメリットはあるんですか?」
女王様「月の魔法は、他のどの禁断の魔法を使うときもその制約を受けません。」
しずく「ということは私の記憶を消した魔女も・・・。」
女王様「おそらく月の魔法をつかえるのでしょう。しかし心配はないでしょう。もしそうならMASIC BLUEがありますから。それより今日はもう夜があけてしまっています。とりあえず私が人間界に送り返してあげましょう。」
どれみ「ありがとうございます。」
 こうして魔女界のハナちゃん誘拐事件は幕を閉じた。

***続く


次回予告
今日から二学期、また学校が始まるぅぅ〜。
けど"黒い魔女"についてはだいぶわかってきた。
だから気合入れていこうっと。次回、『二学期の始業式』お楽しみにね。
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