おジャ魔女どれみ+α
第21話「魔女界で大騒動!」
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 この日の朝、どれみたちはこがねの家に居た。
どれみ「うう〜ん。」
こがね「あ、どれみちゃん、起きた?」
どれみ「おはよう。こがねちゃん。早いね。」
あいこ「どれみちゃん、今こがねちゃんと一緒に朝ご飯作ってるししずくちゃんたちと一緒に机の上片付けといて。」
どれみ「あ、もうみんな起きてるんだ。」
さつき「寝てたのどれみちゃんだけよ。早く手伝って。」
どれみ「うん。ごめん、ごめん。」

***

 この後朝ご飯を食べ、いったん家に帰ったどれみたちは昼ご飯を食べ、その後すぐ魔法堂に向かった。しかし、どれみが魔法堂につくとあたりは薄暗かった。どれみより先に来ていたあいこは困惑の表情でどれみの下に近づいてきた。
あいこ「やっとどれみちゃん来た。なんか店閉めてるみたいねんけど、なんかあったんやろうか。」
どれみ「マジョラッタたちからは何も聞いてないけど・・・。そういえば美空市のほうのMAHO堂にはマジョシスがいなかったなぁ。マジョラッタたちもいないの?」
あいこ「そうみたいなんや。」
 そのとき、魔法の扉が開いてしずくとさつきとこがねが入ってきた。
しずく「あれ?どうしたの?なんか電気ついてないけど。」
さつき「マジョラッタたちは?」
どれみ「それがいないんだ。」
こがね「何処いったんだろう?」
あいこ「店の入り口ん所に貼り紙がしてあったんやけどな、しばらくの間臨時休業させていただきますって貼ってあったんや。」
さつき「そんなの聞いてないけど・・・。」
しずく「もう。マジョラッタも臨時休業するならちゃんと事前に言ってよね。」
どれみ「・・・なんか嫌な予感がする。」
あいこ「私もや。」
こがね「どうして?」
どれみ「分からないけど・・・。魔女界でなにかあったのかなぁ・・・。」
あいこ「私にも分からへんけど・・・とにかく嫌な予感がするんや。」
 どれみはそういうと窓に近づき、窓の外を見上げた。そのとき、奥のほうからマジョラッタたちの話し声が聞えてきた。
あいこ「マジョラッタ・・・の声?」
 あいこがそう言うとマジョラッタたちがどれみたちのいる部屋に入ってきた。
マジョラッタ「おう、みんな着とったか。」
どれみ「マジョラッタ、何かあったの?」
リリム「それが魔女界で大変な事件があってね・・・。」
しずく「大変な事件って?」
マジョラッタ「次期女王候補が誘拐されたそうなんじゃ。」
どれみ「かなり大変じゃん。」
あいこ「ってどれみちゃん、そんなのんきなこと言ってる場合?次期女王候補って・・・。」
どれみ「あ、もしかして・・・ハナちゃん?」
マジョラッタ「何だ?しっとるのか?」
リリム「もしかして次期女王候補を育てた魔女見習いってどれみちゃんたちだった?」
どれみ「うん・・・。」
さつき「ちょっと待って、どういうこと?」
 どれみとあいこはことのいきさつをさつきたちに説明した。
さつき「それって、大変どころじゃないよ。」
しずく「早くしないとそのハナちゃんって子が・・・。」
こがね「ねぇ、マジョラッタ。今日は月の笑う晩だったよね。」
マジョラッタ「そうじゃが・・・まさかお前達・・・。」
どれみ「だって、じっとしていられないじゃない・・・。ハナちゃんは・・・私たちの娘なんだよ・・・。それでも行くなっていうの?」
マジョラッタ「・・・行くなと言ってもどうせ魔女界に行くじゃろう。」
どれみ「マジョラッタ・・・。」
マジョラッタ「行ってこい。気をつけるんじゃぞ。」
どれみ「うん。」

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