おジャ魔女どれみ+α
第19話「はじめての友達」
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どれみ「はぁ、はぁ。開店準備、終わったよ。」
マジョラッタ「よし、じゃぁ店を開けるかのぉ。」
リリム「何とか間に合ったわね。」
この日も、客はたくさん来た。美空市とうってかわって大阪市は晴れ晴れとしていた。そして、閉店時間が近づいていった。
マジョラッタ「うむ。そろそろ閉店時間じゃのぉ。今日も良く頑張った。」
どれみ「ふぅぅ。今日も疲れたね。」
あいこ「まぁ今日は配達が無かっただけでも楽やったわ。」
さつき「楽だったのわそれだけじゃないかもね。」
しずく「うん。だってこがねちゃんが手伝ってくれたからね。」
こがね「え?」
マジョラッタ「よし、じゃぁ店をしめるぞ。お前達、今日はもう帰っていいぞ。」
どれみ「はぁい。じゃぁ帰りますか。」
こがね「うん。あ、あのさ・・・。」
どれみ「どうかしたの?こがねちゃん。」
こがね「その・・・ありがとう。みんな。本当に今日は楽しかったよ。」
あいこ「なんや。そんなこと、御礼言うことやないのに。」
しずく「そうそう。御礼言うのはこっちの方よ。こがねちゃん関係無いのに魔法堂の手伝いさせちゃってさ。」
さつき「こがねちゃん。」
 さつきはこがねのほうへ近づいた。
さつき「ありがとう。」
こがね「・・・うん。」
 こがねの心が晴れるのと同時に、美空市の空も晴れ上がっていた。魔法の扉をくぐり、MAHO堂から出てきたどれみたちは空を見上げて言った。
どれみ「そういえば朝雨降ってたのにやんでるね。」
しずく「本当だ。」
こがね「あ、私の家、こっちだから・・・。」
どれみ「あ、うん。じゃぁね。バイバイ!」
しずく「こがねちゃん、バイバイ。」
さつき「また明日ね。」
こがね「バイバイ!」
 こがねはこの時とても嬉しそうに笑っていた。そしてこがねはその笑顔のまま、家へと走っていった。

***続く


次回予告
夏休みももう終盤。でもまだまだ暑い夏。そしてこがねちゃんの
家庭の事情・・・。今日はこがねちゃんの家にとまることに
なったんだけど・・・。次回、『赤い折り紙!』お楽しみにね。
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