おジャ魔女どれみ+α
第18話「新しいポロン!」
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 しずくとさつきは6級試験の真っ最中。そしてどれみたちは砂漠を歩いていた。そこでどれみたちは砂漠の上で倒れている魔女見習いを見つけたのだった。
どれみ「あ!!!」
 どれみは倒れている女の子を見て驚いた。その女の子が知っている人だったからだ。
あいこ「どうしたん?どれみちゃん。」
しずく「あ・・・。」
さつき「あ!」
 しずくとさつきもそのことに気が付いた。
あいこ「なんや?どうしたん3人とも。」
???「春・・・風さん?」
さつき「こがねちゃん!」
あいこ「こがねちゃん?・・・って転校生の?」
しずく「うん。」
 倒れている女の子、南井こがねは起き上がりながら力なく言った。しかし、起き上がる途中にまた倒れそうになった。
どれみ「大丈夫?こがねちゃん!」
 どれみたちは倒れそうになったこがねの体を押さえた。
こがね「新庄さん・・・相川さん・・・どうしてここに?」
さつき「それはこっちのセリフよ。こがねちゃん、魔女見習いだったの?」
こがね「魔女見習い・・・違うわ・・・。」
どれみ「え?」
こがね「とにかく離して!わたし、早く1級試験受からないと・・・。だからこんなところで・・・6級試験で手を借りてるようじゃ・・・私・・・。」
 そういってこがねはまた倒れそうになった。
どれみ「こがねちゃん!」
 どれみは慌ててこがねの体を支えた。
どれみ「何があったかは知らないけど、その体じゃぁ危険だよ。早く1級試験受かりたいんでしょ?ここで倒れてても試験には受からないよ。それにこの7級試験、もともとは3人以上でしか参加できないんだよ?」
さつき「大丈夫よ。協力したらもっと早く終わるよ。」
こがね「でも・・・・。」
あいこ「こがねちゃん・・・やったっけ?仲間がいることほど強力な魔法はないで。」
こがね「えっと・・・あなたは?」
あいこ「私は、えっと今大阪に住んでてどれみちゃんの友達の妹尾あいこ。」
こがね「せのお・・・さん?私は・・・南井・・・こがね。」
あいこ「よろしくな。」
 あいこはこがねの手を握った。このとき、どれみたちははじめてこがねの笑顔を見た。
どれみ「じゃぁ、行こう。こがねちゃん。」
こがね「うん。」
 仲間が一人増えたどれみたち一行はこの本の出口を目指す。
さつき「でも、この本からどうやってでるの?出口があるのかしら。」
こがね「あれ、聞いてないの?」
しずく「え?」
こがね「この砂漠のどこかに"虹"があるって・・・正直族の人が言ってたわ。」
どれみ「虹?」
さつき「そこから帰れるの?」
こがね「・・・みたい。」
あいこ「なんや、虹って。」
さつき「虹ねぇ。要するに空にかかる橋があるって事でしょ?」
しずく「うぅぅん。空にかかる橋なんて見た感じどこにも無いよ。」
さつき「そりゃぁすぐ見つかったら試験にならないでしょう。」
どれみ「虹かぁ。虹って雨のとき太陽と反対側にできるんだよね。」
あいこ「お、どれみちゃんにしては難しいことしってるやん。」
しずく「どれみちゃんすごーい。」
(パチパチパチ)
どれみ(いや、なんか全然嬉しくないんですけど・・・。)
さつき「とにかく、・・・そうね。太陽の反対側に虹の橋があるとして・・・。」
どれみ「じゃぁ、あっちだね。」
 一同は太陽の反対側を目指して歩いた。
あいこ「そやけど虹って雨が降らないとでえへんのとちゃう?」
どれみ「じゃぁ、雨を降らせばいいんだよ。」
しずく「じゃぁ、私に任せて!」
 しずくはポロンを構えた。
しずく「ピルル〜カポルル〜カ パラピラピーロット!雨よ、降って!」
 すると雨が降り出したが、1分もしないうちに雨は止みやんでしまった。
しずく「駄目だ〜。一人じゃ魔力が足りない。」
どれみ「そっか、だから3人以上一組なんだ。」
あいこ「あぁ〜。そういうことな。」
こがね「え?」
しずく「この試験はもともとマジカルステージを使わないと合格できないってことね。」
こがね「マジカル・・・ステージ・・・。」
さつき「マジカルステージって?」
あいこ「あれ?さつきちゃんは知らんかったっけ?」
どれみたちはさつきに簡単にマジカルステージについて説明した。

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